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「…あれ、まだいたんだ?」
何事も諦めないことが大切だと世の中の大半の人間は言うだろう。
何を隠そう私もそのうちの一人だった。
「聞こえてるなら返事くらいしろよ」
目の前の彼が変わってしまったまま五年の月日が流れるまでは。
五年も待ち続けた。諦めなかった。
『……五条さん』
それでも彼は私を思い出さなかった。
私を
だったら諦めるしかないし、諦めないと私自身がおかしくなりそうだった。
『不快にさせてしまってすみません』
今年で十年目かと冷たい雰囲気を纏う悟を見て思った。
【注意】
※アニメ勢はネタバレ注意
※シリアスなので苦手な方は回れ右(ハピエン)
※物語の構成上、時系列がばらばら
※自己解釈あり、捏造あり
※さしすの高専時代含む
※つまりなんでも許せる方向け
続編→最後に好きだと言わせてII【五条悟】
掛け持ち→厄介な前髪の幽霊に憑かれました【呪術廻戦】
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作者名:刹葉 | 作成日時:2022年3月1日 17時