第8話【魔女になってくれれば良かったのに】 ページ9
感情の無い人類外生命体は、
何を考えてるのかわからない。
魔法少女にして人類を救ってほしいのか、
それとも魔法少女になって人類を殺したいのか、
……その両方でも無いのか。
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〜最深部〜
【花の魔女
この時の私は、
只怖くて、怖くて…。
足も、指先さえも、言う事を聞いてくれない。
大きな殺虫植物。
妖怪・ガブリエルよりも、大きく、大きく…。
wilde・Roseは、種の爆弾の様な物を撃ってきた。
涙を流して、助けを求めた。
誰も助けてくれないとわかっていながら。
だけど、
その種の爆弾は、粉々になった。
wilde・Roseは驚いた様におたけびを上げた。
種の爆弾を粉々にしたのは、緑色の制服の様なのを着た女の人。
銃の使い手。
その女の人は、wilde・Roseを圧倒していたのだが、
魔女と戦っている途中で、女の人の左腕が肩の近くで切れた。
たくさんの血が出血した筈なのに、女の人は痛いと言う素振りを見せない。
それよりも、楽しんでいる様に見えた。
──怖かった。
自分も女の人みたいになるんじゃないかって。
女の人は、私がこんな事を考えているとも知らず、銃を振り下ろし、鋭い一撃を魔女に喰らわせた。
だが魔女は、力尽きる前に、女の人の首元を潰した。
女の人のソウルジェムは、首にチョーカー変りみたいにしてあった為、女の人は魔女の結界の糧にされた。
只女の人が死んだ後に、魔女も消えた。
そう女の人は、
“意味の無い魔女の結界”の糧にされた。
私は外に出た。
只単に、泣きじゃくるだけで、膝を付くだけで、歩こうともしなくて…。
帰りたいとも思うけど、帰れない。
キュゥべえ『全く…彼女は強い魔法少女だったのに。』
白い生き物は、私の横にいた。
キュゥべえ『彼女は強いんだから、魔女になってくれれば良かったのに。』
…魔女。
魔法少女から、魔女になる事を、惜しまず言った。
A(幼少)『ね、ねぇ…ま、魔女って…あの?』
キュゥべえ『そうだよ。』
A(幼少)『じ、じゃあ、魔法少女…は?』
キュゥべえ『さっきの彼女だよ、銃を扱っていた子だろ?』
…この時、私は知った。
魔法少女は、魔女になってしまう事を。
☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆★★★★☆★★★★★★★★
しばらくは絵に専念するため、
あまり更新しないと想います。
第9話【魔女狩り】→←第7話【時はいつでも、戻ってはくれない】
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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8
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西 - この方角に福があるはずです
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あやや(プロフ) - アブラナ族さん» ありがとうございます! (2023年5月4日 17時) (レス) id: 63e2965a9a (このIDを非表示/違反報告)
アブラナ族 - 面白かったです!! (2023年5月4日 9時) (レス) id: 3e9c7f1354 (このIDを非表示/違反報告)
虚飾の魔女(プロフ) - 面白かったし今後の展開が気になります!新章頑張って下さい!応援してます!! (2021年6月15日 21時) (レス) id: f7f777d755 (このIDを非表示/違反報告)
あやや(プロフ) - apple*catさん» 返事が遅れてしまいました!すみません!更新頑張ります!応援もありがとうございます!! (2021年1月25日 18時) (レス) id: 63e2965a9a (このIDを非表示/違反報告)
apple*cat - あ、idは違いますけど、投票させて頂いたapple*catと同一人物です。 (2021年1月23日 18時) (レス) id: 6f7134c2c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやや | 作成日時:2021年1月17日 18時