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第11話【薔薇園の魔女】 ページ13

グリーフシードとは、

魔女の卵。

神出鬼没でもあり、どんな所でも設置される。

時間が経てば、孵化し、魔女の結界が出来上がる。

だが、魔女を倒せば、“まれ”にグリーフシードを落とす。

魔女が落としたグリーフシードをソウルジェムに使えば、

ソウルジェムの濁りは消える。

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〜橋〜

ナツメ「…アキノリ、本当に良いの？」

アキノリ「？」

ナツメ「マミさんの魔女狩りに、付いていっても…。」

アキノリ「……仕方ねぇだろ、2つの怪奇案件は、魔女関係かも知れないからな…。」

トウマ「それに、何かあったらマミさんとAさんが守ってくれるらしいしね。」

マミ「先輩として、頼ってほしいわね。」

ナツメ「あ、そ、ですね…あはは。」

ナツメ(うぅ、私達13歳だけど、中学2年生なんだよね…だからマミさんやAちゃんと同級生なんだけど……今さら言えない…(汗)

まどか「ね、ねぇ、さやかちゃん…私やっぱり、何か持ってきた方が良かったのかも…！」

さやか「え、まどか、あたしが守るからさ！大丈夫だって！」

A「正式には[私“達”が守る]よ。」

さやか「ん、わかってる。」

さやか(何か、暁美ほむらに似てる感じがして、ちょっと嫌気が…。)

マミ「……あ！」

マミの持っているソウルジェムが、黄色に光だした。
……と言うことは、この近くに…。

アヤメ「ひ、光だした…！」

マミ「この近く……魔女がいるわね……急ぎましょう！」

〜ビル前〜

まどか「あ！あれ！」

マミ「ッ！」

ビルの屋上に、女の人が…！
死のうとしてるわね、間違いなく…！

A「リボン担当マミ、ここはあなたがッ！」

マミ「わかってるわッ！」

そう叫ぶと、マミは魔法少女服になって、落ちてきた女の人をリボンで受け止めた。

マミ「…！ 魔女の口付け…。」

まどか「マミさん、その人…！」

マミ「…大丈夫、気を失ってるだけよ。」

A「──蝶のマーク…。」


A「…と言う事は、ここの魔女は[薔薇園(バラえん)の魔女]か…。」


ナツメ「…マークだけで、何の魔女かわかるの…？」


マミ「えぇ、大体は目星が付くわね……魔女の口付けは、魔女の種類によって変わるの。」

アキノリ「種類…つまり、何人もいると言う事なのか!？」

マミ「そう、だから魔法少女が、世界各地にいるの。」

アヤメ「世界各地に…。」

まどか「凄い規模…。」


マミ「……さぁ、先に進みましょう。」

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