ドSなキス魔にご注意を。【カノ】

■.キス魔09 ページ10

　
　
　
「な、なんで猫の耳が生えてるの？！」







期待通りの反応に、

僕は「ｸｸｯ」と声を抑えながら笑った。






「カ、カノ！笑ってないで説明してよっ！」






そう言うAは涙目で。


それに猫耳もあわさって、可愛さが倍増してる。





そう。Aに飲ませたのは、




「マリーから貰った薬だよ。

それでこうなったってわけ。」






僕はさっきの薬の瓶を見せた。


瓶には、『世にも珍しい！猫に変身する薬』と
ネーミングセンス0のシールが貼ってある。




マリー曰く、ずっと昔から家にあったんだそうだ。





なにそれ面白そう、ということで
僕がマリーに頼んで貰ってきた。





　

「な、なんでそんなもの私に飲ませたの？！」


「Aなら似合うと思ったから。」







僕がそう言うと、Aは

ﾎﾞｯと音がつきそうなくらい顔を真っ赤に染めた。








「ちなみに、猫って耳の感度いいんだってさ。」






僕はそう言いながらAの
耳に生えた白い猫耳を撫でた。





すると、Aは気持ちよさそうに目を細めた。







なにこれ。可愛すぎ。







僕はキスしたくなった衝動を抑えて、
Aの背中を撫でた。






「……でも、耳より敏感なトコもあるんだよ」







手をどんどん下に下げると、
Aは、可愛く声を漏らす。




僕はｷﾞｭｯと背中の下ら辺に生えたしっぽを掴んだ。







「ひあっ！/」






声をあげて僕の方に倒れ込んでくる。





しっぽを優しく撫でると可愛い声で鳴いて。



「や、やめて」とか言いながら
涙目で見上げてくる。







「そんな顔されると、

もっといじりたくなるんだよね。」





Aの涙目ほどそそるものはないと思う。






僕は楽しくなって、
耳としっぽを交互に掴んだ。









多分、今僕は


すっごい悪い顔をしてるんだろうな。
　
　
　
　




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猫化する薬？あるわけないです。


猫は感度がいい？いや知りません。




全部私得です(^p^)



　



　

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