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26時限目 ページ10

「……どう? 美味しい?」

「うん、超美味しいよ!! じゃあ、僕が作った卵焼きもあげるね! ……はいっ♪」

「……ん、ありがとう!」

修哉に満面の笑みでそう言われて卵焼きを食べた私は、にこりと笑ってそう言った。

「お前ら、ホント仲良いな……」

「そうっすねぇ〜……あ、もしかしてつぼみもあーん、されてみたいんすか?」

「はぁ!? ななっ、何で俺がッ……」

「あ、何なら俺があーんしてあげるっすよ? はいっ、あーん……」

「!! ……っあ、あーんっ……」

瀬戸先輩は微笑を浮かべてそう言う木戸先輩に、ハンバーグを一口大に切って箸でつまんで笑顔で差し出す。
それに驚いた木戸先輩は、耳まで真っ赤に染めながら口を開けてそれを食べようとする。
ていうか、まず先輩達って付き合ってるのかな……?

「〜〜っ、やっぱり無理だトイレ行ってくる!!」

『えっ!?』

そう言った木戸先輩は素早く立ち上がり、校舎の中へと走っていってしまった。

「つ、つぼみ……? 何で食べなかったんすかね、ハンバーグ嫌いなんすかねぇ……??」

「いや、そういう訳じゃないと思うけど」

「……私っ、先輩の様子見てきますね!」

「え? あぁうん、いってらっしゃ〜い!」

私はそう言ってお弁当箱にふたをし、校舎に向かう。そして1階の2つあるうちの1つのトイレを見に行くと、木戸先輩が手洗い場でしゃがみ込んでいた。
な、泣いてる……訳じゃないよね?

「……あのっ、木戸先輩」

「ひぃっ!! な、何だAか……どうしたんだ?」

私がそう話しかけると先輩は肩をビクンと震わせて悲鳴を上げ、胸を撫で下ろしてゆっくりと立ち上がる。
先輩の顔は未だに赤く染まっていて、綺麗な頬には何故か雫が伝っていた。

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作品ジャンル:アニメ
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ペンネグラタン(プロフ) - セトの天然って怖いよね。 (2017年1月2日 20時) (携帯から) (レス) id: 04ea405d06 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天ノ川夜月 | 作成日時:2016年12月6日 17時

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