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さーん ページ3
カノside
「んー？」
「あぁ。カノ起きたか。丁度いい買い物に行ってきてくれ。」
「へ？」
「何だその間の抜けた声は。いいから行ってこい。」
「りょーかーい。」
「頼んだぞ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「はぁ。キドってばいつも僕に買い物任すんだから・・・。そーいや、母さんもそうだ・・・」
母さん？
いつも思い出しても何も思わない。
ただただ「あぁ。あんな事もあった」で終わる。
でも今は不思議だ。
何か、それで済ましちゃいけない気がした。
さっき、母さんとの夢を見たからなのか何なのか。
何だかモヤモヤする。
心の奥にしまっておいたものが爆発したみたいな。
でも何でもいいや。
とりあえず今は買い物しなきゃだし。
そんなこと考えないでおこう。
そう決心して僕は買い物へ行った。
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作者名：文月 | 作成日時：2018年2月2日 21時
