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第一話 ページ4

「・・・ッ!?夢・・・?・・・否、でも・・・。」

「・・・ち〜ちゃん先輩・・・。」

今日も、静かな朝が来た。オレンジ髪を揺らす彼・・・『明星スバル』は、普段なら見ない筈の『夢』を見て居た。それも、『最悪最低な悲劇の夢』を。そう、彼はつい最近大切な人達を一気に『亡くした』のだった。

「・・・学校、行かないと。今日も頑張らないと・・・。ね、大吉。」

「クゥン・・・。」

大吉は、落ち込む主人を毎日の様に見ていた。だからか、主人が起きると直ぐに抱き付いて顔を舐めるのだった。

「・・、よし、頑張ろっか大吉も、オレも!学校行って来るから、ご飯出したの食べといてね〜!」

明星は、支度を終えるまでに笑顔を貼り付ける。そして、普段の様に学校へと向かう。それが、『彼等』の中での日常茶飯事だった。

「御主人・・・。」

そう、『彼が変わるまでは。』

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作者名:神無月。 | 作成日時:2017年3月23日 20時

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