【呪術廻戦】黙ってろモブ２【男主】

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「殿様気分って感じしなかったな」

「なんだよ殿様気分って」

「だって頭下げられる中を歩くって、殿様みたいじゃね？」

「気持ち悪かったわ、アンタの気持ち少しわかる」






『そりゃどーも』と気が抜けたみんなを部屋に案内する

先ほどまでわかりやすく気分の下がっていた奴らも部屋を見ると「おぉ〜」と湧き上がる






『大浴場もあるし、好きに過ごしてていいから。何かあったら叶に言え』

「まじでか、旅館みたいだな」

『パンダ、旅館行ったことあんのかよ…』

「おかか？」






服の裾をｸｲｯと引っ張る棘は心配そうに俺を見つめるので心配無いよと頭を撫でる








『俺は明日の準備があるから忙しい。多分不動護摩供が終わって衣装替えの時に会えると思うけど』

「その言い方だと、そのあとも何かあるのか？」









真希の指摘に言ってなかったかと、明日のことを説明する






明日の行事の要は不動護摩供だが、それ自体は２時間ほどで終了する。火を焼べてお経やらなんやらを唱えられるだけだから


そのあとには１幕２幕３幕と奈良中の俺を祀る寺へ行き一般人も受け入れての舞いを披露しなくてはならない








「え、桜庭お前踊んの？」

『まぁ』

「えー！俺見たい」

「俺も〜」

「しゃけ」

「んじゃ私も」

「真希さんが見るなら私も」

「僕も〜」

「…俺も」









ハイハイハイとどんどん上がる手にいや、お前らやることあんだろがと突っ込む








『俺のことはいいから！明日はこの家に一人もいなくなる。書物全部回収しておいてくれ』

「この家の他にも建物あったが」

『察しがいいね恵、全部おねがい』

「全部！？無茶言うんじゃ無いわよ！」

『ってことで、また明日』









Aはその場から退散すると残されたメンバーは仕方ないと明日までの時間をゆっくり過ごすのであった。

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