223話*嫌い* ページ33
切原「先輩のした事は許される事じゃ……無いんでしょ？」
優しい言葉にそっと隠すように包まれた棘。
そう、許される事じゃない。だったら思いっきり僕を貶して……そして
僕を嫌いになればいい。
切原「自分の事、嫌いになればいいのに……って思るでしょ。」
切原はさっきと言えども,まるで僕を追い詰めるように
僕の思っている事を当てていく。
切原「でも、嫌っすよ。嫌いになんてならないっすから！」
切原の言いたい事はわかっている。
僕は切原に嫌いになられる事で、自分を守ろうとしてる。
だって切原が僕のことを嫌いになれば、僕は少し楽になるから。
自分のした事の代償だって、それで自分の罪は少し軽くなるんだって。
どうしてだろう。
そう考えてしまう。
切原はそれが分かっている。
切原「だって俺も…試合で負けて、真田副部長にたたかれるたびにそれ思ってましたもん」
切原は軽く肩を竦め、苦笑した。
真田が後輩を叩くということは知らなかったが…。
真田の事だからきっと痛いんだろうなぁ……。
なんて知った風に思ったりもした。
A「切原、ちょっと行ってくる」
僕は不意に立ち上がった。
手塚が病院に連れていかれる前に、会わなくては。
ちゃんと謝らなければ。
無意識にそう思った。
切原「はいっ！」
切原はまるで自分の事のように嬉しそうに顔を明るくさせ、
嬉しそうに頷いた。
そして僕は走り出す。
越前「A先輩……どこ行くんすか」
こういう時に限って越前が声をかけてくる。
普段無視する癖に。
A「別になんでもない。」
僕は越前の隣をすり抜けて、医務室へと急いだ。
《ガラッ……》
医務室のドアを少々乱暴にあける。
「Aさん……？どうかしましたか」
医務室の中には、
手塚を運んでくれた 柳生が居た。
―――――
☆生存者確認←☆
菊丸*越前
鳳*芥川
柳生*丸井*切原
☆Aちゃんの味方(?)☆
芥川
柳生、丸井、切原
(菊丸)
―――――
今日中にあと2話!!!
テスト終わりました♪
勉強したからかな？結構分かったｗｗ
コメントたくさんありがとうございます。
読者様が待っていてくれるってすごくうれしいです。
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月夜見(プロフ) - さっこさん» 分かります(キリ← 真田＝ｗｗｗｗ 的な雰囲気ですね(笑) (2015年5月10日 15時) (
レス) id: bfd674d62d (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 月夜見さん» 話に困ったときに名前を出すと会話が広がる(( (2015年4月22日 22時) (レス) id: a7371a86a7 (このIDを非表示/違反報告)
月夜見(プロフ) - ゆーまさん» いえいえ、お気に入りにして頂きありがとうございます。そしてそのように言って頂けなければ違反だと言うこともわからない作者様もいらっしゃると思いますので謝ることはないと思いますよ。ありがとうございました。 (2015年4月21日 0時) (レス) id: bfd674d62d (このIDを非表示/違反報告)
月夜見(プロフ) - さっこさん» 確かになりますね(笑) おかげでネタには困らない(( (2015年4月21日 0時) (レス) id: bfd674d62d (このIDを非表示/違反報告)
ゆーま - 奏さん» あ、いえ。私もなんか荒らしてしまって申し訳ないです…つい、お気に入りの小説でしたもんでつい本気になっちゃって…;;冷静に考えれば一人に対して言ってませんね。すみません;; (2015年4月5日 3時) (レス) id: 21e24847c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜見 | 作成日時：2014年4月12日 2時
