193話*試合* ページ3
A「 大 嫌 い だ 」
大石「別にそれでもかまわない」
僕が言い終ると即答…
いや、一呼吸も置く暇もなく大石にそう言われる。
大石「Aが俺の事をなんて思っても俺には関係無い」
それは当たり前の答え。
でも僕にとっては初めての答え。
A「もう良い。」
大石が再び何かを言おうとしたのを僕は止めた。
これから倒す相手に、不要な言葉だ。
不要な人間に不要な言葉を言う必要はない。
不要な言葉は無駄な言葉。
そして、無駄な言葉を言うのは無駄な時間を過ぎす事になる。
要らない。
大石の何もかもが、不要。
要らない。不要。
不要。要らない。
だから僕は大石を倒す。
倒す事に意味を見出す。
倒す事が全て。
倒さなければならない。
倒す。
絶対。
嫌い。
大嫌い。
ボロボロになるまで
倒してやる。
絶対。
絶対!!!
A「 次は、僕のサーブだね? 」
僕は微笑んだ。
かつてこんなに面白かった時が有るだろうか。
こんなに胸が高鳴った事が有るだろうか。
倒すだけに、倒す事だけに気分が高まる。
"コイツを倒したい"それだけを考えるようになっていた。
どうやったら大石は僕に屈服するだろうか。
どうすれば…
大石を、ねじ伏せられるだろうか。
取りあえず…
アイツを、ズタボロにすれば
問題ないよね。
僕は内心でほくそ笑むと大石に向かってサーブを打ち放った。
速いだけ。
ただ速いだけの、
大石の身体を狙ったサーブが
僕の手から打ち放たれた。
もうこうなった僕は
誰にも、止められない ――――――――― …!
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月夜見(プロフ) - さっこさん» 分かります(キリ← 真田=wwww 的な雰囲気ですね(笑) (2015年5月10日 15時) (レス) id: bfd674d62d (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 月夜見さん» 話に困ったときに名前を出すと会話が広がる(( (2015年4月22日 22時) (レス) id: a7371a86a7 (このIDを非表示/違反報告)
月夜見(プロフ) - ゆーまさん» いえいえ、お気に入りにして頂きありがとうございます。そしてそのように言って頂けなければ違反だと言うこともわからない作者様もいらっしゃると思いますので謝ることはないと思いますよ。ありがとうございました。 (2015年4月21日 0時) (レス) id: bfd674d62d (このIDを非表示/違反報告)
月夜見(プロフ) - さっこさん» 確かになりますね(笑) おかげでネタには困らない(( (2015年4月21日 0時) (レス) id: bfd674d62d (このIDを非表示/違反報告)
ゆーま - 奏さん» あ、いえ。私もなんか荒らしてしまって申し訳ないです…つい、お気に入りの小説でしたもんでつい本気になっちゃって…;;冷静に考えれば一人に対して言ってませんね。すみません;; (2015年4月5日 3時) (レス) id: 21e24847c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月夜見 | 作成日時:2014年4月12日 2時