＊トリップをした少女＊【テニプリ】part5

207話*データ?* ページ17

データ。

そんな物に踊らされる奴は,相手の事を見てない。

見ているようで見ていない。

表面の事だけを見ていて、心の中を見ていない。

馬鹿だね。

もっともっとしっかりと奥深くまで相手の事を見れば

次どこに返してくるかなんて100%で分かるのに。


まぁ僕は反射で動くから次にどこ打つとか考えるのも相手を見るのもしないけど。

だって考えるより反射で動いた方が速いしね。


乾「サーブは要らない。こっちのコートを貰う」

それ、僕の台詞。

…まぁ良いけどね。

サーブでもどっちでも。

ただ、皆サーブ取りたがるから少しだけ驚いただけだ。



A「the best of one set match,A to serve play」

そして試合は始まった。



乾「最初はストレートの時速170キロ前後。そしてわずかに打った後に右による癖が有る」

自分にボールが飛んで来るまでに言い終るようだったけどあいにく球が速くて半分しか言い終らないうちにボールを打ち返した。


A「へぇ、良く知ってるね」

僕はそのまま左に打たれた球を返す。


その球は鋭く乾のコートに突き刺さる。


A「いくらデータが有っても早さにはかなわない」


それと、



A「今までしてきたのが"本当のプレイスタイル"って誰が言った?」




僕は不敵に微笑んだ。


僕は完璧なテニスができる。

癖がない、完璧で最高な、ね。



だけどそれは…





左手で試合をする場合のみ。


今のまま、右手で試合をやるとそれはどうしても癖が出る。







どうする?


これは乾の挑戦と共に自分の中でも決断をしなくてはならない


そんな試合だ。







―――――
☆生存者確認←☆
手塚*菊丸*乾*越前
鳳*芥川
柳生*丸井*切原

☆Aちゃんの味方(?)☆
芥川
柳生、丸井、切原
(菊丸)
―――――

208話*利き手*→←206話*今すぐに*

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す