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ある日の出来事。
京都府警本部近くの居酒屋。
柊木Aの警護計画の確認という名目で、Aと蒲原勇樹と木島修平の三人で飲んでいる。
そろそろ宴もたけなわになってきた頃、Aがトイレへと席を立つのを見計らって、木島は蒲原から質問攻めにあっていた。
珍しい人物からの飲みの誘いに、もっと警戒心を抱くべきだったと今更後悔する。
「で、どうなんですか？」
「どうなんですかって…別に家が近いから送り迎えをしているだけだよ。」
「それだけで下の名前で呼ぶような仲になるんですか？」
食い気味に質問を被せてくる彼を木島は少し揶揄いたくなった。
「へぇ…気になるんだ、そこ。」
「え？」
急に声色が変わった木島に、戸惑う蒲原。
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作者名：kanade | 作成日時：2022年10月9日 21時
