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「百合のご先祖様もアシュの監視者だったってこと？」
菜月は百合の境遇をかつての映士の姿と重ね合わせたようだ。
「いや、大上家は代々アシュ使いとしてその名を残してきた。」
「アシュ使い？」
映士の口から出たパワーワードをさくらが訝しげに復唱する。
「アシュの中にも理性を持ち、人間に従順な種族がいたそうだ。そいつらを束ねていたのがアシュ使い＝大上の人間だ。」
「アシュ同士を戦わせていたということですか？」
僅かな情報からここまでの結論を導き出せるとは、さすがサブチーフのさくらだ。
「目には目をってやつだ。」
「だからって、全然そんな素振りを見せないなんて…二人ともどうかしてるよ。」
普段は温厚な蒼太も少し興奮気味になっている。
さっきの百合の態度が多少は根底にあるのだろう。
「仕方ねぇだろ。」
俯く映士。
「あいつの抱えてることがそれだけ大きいって知っちまったんだから…。」
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kanade(プロフ) - つぼみさん» コメントありがとうございます。２話目から名前を固定しています。ご希望が多ければ変換するように編集しなおします。よろしくお願いします。 (2022年8月31日 12時) (
レス) id: 89b2c9bd4d (このIDを非表示/違反報告)
つぼみ(プロフ) - 名前変換しなくなったんですか？ (2022年8月31日 7時) (レス) id: 0933191a9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kanade | 作成日時：2020年8月22日 22時
