【黒バス】 貴方の居場所なんてないの 【悪女主】

episode17 ページ29

愛川「猫被りなんてただのミーハー女子と同じだよ？」

ハッと嘲笑う愛川さん。

「この前も言ったけど、キセキの皆の事。よく知らないのに駄弁るのは止めてくれる？良い迷惑よ。」

愛川「何言ってるの？！そんな事ない！」

ダァッンッ…

壁に打ち付けられる

「この馬鹿力。脳内まで馬鹿力でいっぱいなのね」

愛川さんは、は？という顔をしている

そーゆーとこが馬鹿なのよ。

「だから中途半端な悪女ってムカつく。」

すぅと息をたくさん吸い込む

「キャァァア！愛川さんっ！止めてっ！！嫌ぁ！！」

私の肩を掴んで壁に押し付ける愛川さん。

こんなの、キセキ以外の知らない人が見たら…

「どんな反応を見せるのかしら？」ニャ

愛川「なっ？！」

バタバタッ…

モブ女「えっ？！ちょっ？！A様！」

私のファンクラブの子。

てか何よ。A様って。

阿呆らし。呆れる。

「あ、その…叫んでごめんねっ汗 煩かった…よね？征十郎達には秘密にしておいてね？」

コテンと首をかしげる。

モブ女「で、でもっ…」

小煩いドブネズミだこと。

貴方の大好きなA様が言ってるのよ？

「ね？言わないでくれるよね？」

モブ女「っ…！分かりました。」

と言って颯爽と走っていった。

あーあ。



心底呆れる。

私は、目の前にいる呆然とした顔をした彼女を見て溜息をついた。

episode18→←episode16

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す