普通の女の子の恋【有馬貴将】

落ち込み ページ12

「Aちゃん、大丈夫?」

「元気ないぞー?」

「何時のA戻りなよ...」


昨日の事でそう簡単には立ち直れ無い私に、色んな人達が話し掛けて来てくれる


けど、返すのもめんどくさいし...｡心配掛けてごめんなさい





夏樹「A！！何時もの不細工な顔がぶちゃいくに見えるぞ！！」

夏樹は酷い言葉を掛けてくる｡不器用な夏樹だからな...


『はぁ....』

落ち込む私にクラスの空気も落ち込んでくる｡

有馬くんは居ない｡多分またミナミちゃんと...「おーいA!!後輩が呼んでるぞー！」


とゆーことでその後輩の所に行く｡後輩の友達何て居たっけ...

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男の子「...望月さん..」

廊下に出るといつか見たことのあるような男の子｡


『え〜と...どちらさまでしょうか??』

男の子「えっ...僕です...告白した...」『!!』

そう言えばこの事態になったのはこの子が凄く関係している。忘れててゴメン...


『嗚呼、えっと名前は何だっけ?』

「ぁ!スミマセンッ!言うの忘れてました。僕は2年の瀬戸口 優です。」


名前、教えて貰って無かったのか｡それにしても2年生｡一つしたの学年か


瀬戸口「あの少しお話したいんですが...」『あ、良いよ｡じゃあ今日の放課後ね...』



と、話を振りかけてくる瀬戸口くん。けど、もう少しでHRが有るから別れようとした｡

それなのに、瀬戸口くんが私を正面から抱き締めて来た。廊下で｡人が多い廊下で｡




『...ぅええぇぇぇ..///』

突然で変な声が出る｡

私より大きい体なので私は瀬戸口くんの腕に収まる。


瀬戸口「僕ならっ...望月さんを悲しくさせるような事しません!!毎日笑顔にさせますっ!だから..」

瀬戸口「有馬さんじゃ無くて僕にしてください....」




『……』

紅く染まる私の顔だが、【有馬さん】という言葉が私の頭に響く｡

一度考える事、停止




『わ、わわわっっふ』

誰かに、剥がされた。瀬戸口くんは驚いた顔をして横を観ていた。


回りを初めて観る。

私達をさっきから観ていたようにきゃーきゃー叫んでる女子達。

突然の事にビビって、固まる男子達｡


そして、私達を剥がしたと思われる人物_______









『有馬くん..?』

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