ペット以上 コイビト未満 【カラ松】

また ページ10

えっと……誰だっけ…？そう考え始めている私に
その人はそっと近づいて、声を低めて言葉を紡ぐ


「偶然見たのだが、困ってるのだろ？カラ松girl」



『あ！』



「え、ど、どうしたの？この人が、Aちゃんと待ち合わせしてた人？」



『え、あ、うん！
ごめんねー待った〜？行こっか
ばいば〜い』




カラ松girlという単語で思い出した。
この人は前に会った革ジャンとサングラスの人だ
その好意に甘えて大学の人から離れ、とりあえず歩く
しばらくたって




「……大丈夫だったか？girl」




『また会うと思わなかった、ありがとっ
すごい助かったよー』




でもガールはやめて欲しい、さっき吹き出しそうになった。
というか私のツボに、この人来るんだよね…ジワジワくるヤバいヤバい
笑わないようにするため話を振ってみる



『そういえば買い物、結構買うんだねー？』



「フッ……俺にはブラザーたちが5人いてな」




『え、５人？ということは…６人兄弟なんだ？すごーい！』

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