ペット以上 コイビト未満 【カラ松】

ペットでも ページ15

知り合ってから数日たち傍から見たら不審者の部類に入るだろうカラ松くんとも大分仲良くなった。
というのも、彼の言動は私の笑いのツボにヒットするのだ、大学の男子より断然面白い。
まぁ変なとこもあるけど、根は良い人だし……




「なぁgirl、俺と付き合わないかっ！」





え、ヤバい人かな？



カラ松くんと公園で話していて
いきなりそう言われ、普通なら多少なりとも焦るだろう、普通なら。
でもこの場合




『わ〜いきなりどうしたの、照れちゃうよぉ……！
で、少女漫画に影響されたでしょカラ松くん？」




「フッ、恋人同士は照れるのか
なら、ペットでもいいぜ」




『ラストの方の質問無視とか意地悪だよ〜
ちょっと、私が貸した少女マンガ返してくれないかな〜』




以前カラ松くんに貸していたマンガ本は少女漫画。
ちなみにタイトルは、今日から男子高校生飼います。てきな感じの
絶対、影響されたんだろうなぁ……失敗した今度から別の漫画貸さないと。




『冗談も、ほどほどにしないとダメだよ？
も〜カラ松くん面白いんだから』





すると彼はとんでもない事を言い放つ。




「……？
冗談のつもりはないぞ？

俺はgirlのことを、もっと知りたいと思っていたからな
恋人は照れるならペットとご主人様。ン〜どうだ？」







え、えっと…かっこよく本人的には決めてるんだろうけど




『カラ松くん、あのね…耳、真っ赤だよ…？』





「…………そ、その、girlのことを
もっと知りたいっていうのは本当なんだが…」





『うん』






「……正直に言うと、漫画みたいな展開に憧れてしまってだな…」








だと思ったよ、でも耳を赤くしながら素直に言ってる彼には好感が持てる。
変な下心を持った男たちより、断然こっちがいいでしょ。まぁ付き合いたいとかではないけどね。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している


←もっと知りたい（カラ松side）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す