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one's beloved…last ページ25

ナツside





貴『ナツも帝光行けばよかったのに』


ナツ『えー、だって、ママの母校行きたかったんだもん。』






ママの母校は、制服可愛いしねっ







パパとお兄を待ちながら


ママとそんな会話をした





.





決勝のアナウンスが流れて


少し経つと





パパとお兄が急いで戻ってきて、







ナツ『遅いよー!もう始まっちゃうよ!?』





二人は“ごめん”と言いながら座席に腰かけた






.






あーぁ…



バスケなんて興味ないよ







そんなことを思いながら


コートに目を向け






ほどなくして試合が始まった





.







.







.




ナツ『……ねぇ、お兄…』

ハル『なに?』



ナツ『あ、あの、4番の人誰!?』

ハル『あぁ、あいつね。
ナツと同じ中2だよ?中2にして主将。』



貴『中2で主将って、パパとハルと一緒だね!』

赤『クス…そうだね。』








帝光中4番







みんな上手なんだけど、




なんだけど…






あたしの瞳は彼ばかりを追ってしまう




.








.




貴『ねぇ、ナツ?』


ナツ『…なぁに?』


貴『あの赤い靴あげるね。』






えっ…!?


赤い靴って




いつもどんなにお願いしても


貸してくれない、あの赤い靴!?






ナツ『な、なんで!?
あれはパパとママの大切な思い出のある靴なんじゃないの!?』





あたしが焦りながら言うと

ママは優しく微笑んで





貴『だからだよ?』






ママはそう言って


パパと目を合わせた






パパとママはよく目と目で会話をする






それがちょっと羨ましかったり…









赤『ナツ、よかったね。』




パパに頭をくしゃっと撫でられた







.






ハル『ん〜…よくわかんないけど、4番紹介してあげようか?』


ナツ『えっ!?ホント!?








.








あ、でも……やっぱりいいや…』





“そう?いいの?”って言って、


お兄はコートに視線を戻した






パパとママはなぜか


“クスクス”と笑ってる







.






お兄に紹介してもらいたかったけど、







なんか、







なんでかわからないけど、









彼とはきっと




いつか会える気がするんだよね…。






.








試合を観ながら



そんなことを思った






fin**

あとがき的な*→←one's beloved…024.


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研磨が今日も尊い - 沖縄...小学校の修学旅行で行きました...学校に帰りたくない!!!! (2019年4月24日 19時) (レス) id: 9302f4ea83 (このIDを非表示/違反報告)
Chikako(プロフ) - 一気に全作読ませてもらいました!すっごい楽しかったです!赤司くんとの甘々が…幸せに浸りながら読めました (2017年1月26日 8時) (レス) id: 0d1f111caf (このIDを非表示/違反報告)
眞駒 - 「エルの作品事情」から飛べました (2016年10月7日 23時) (レス) id: 2317b61c17 (このIDを非表示/違反報告)
眞駒 - 8を入れても飛べなくなってます。リンク切れでしょうか? (2016年10月7日 23時) (レス) id: 2317b61c17 (このIDを非表示/違反報告)
えーり - おもしろい! (2015年10月1日 21時) (レス) id: 83d045e279 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エル | 作成日時:2013年6月9日 21時

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