one's beloved…012. ページ12
Aside
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赤『…離せ』
いつもより明らかにトーンの低い
征ちゃんの声が聞こえた
征ちゃんの今の一言で
皆の顔は青ざめ、冷や汗的なものが流れ出る…
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「奥さんには言わなきゃバレないですよ?
だから、ご飯ぐらいイイじゃないですかぁ!」
赤『離せと言ったのが聞こえなかったのか?』
征ちゃんが怒った口調で言うと、
女の人はやっと征ちゃんから離れた
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赤『昨日も言ったはずだ。
近づくな、顔も見せるな、と。
あと、お前は香水がキツい、臭い、化粧が濃い………どーのこーの…』
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貴『えぇー!!??』
黄『あれが本来の赤司っちっスよ?』
黒『赤司君が優しいのは、Aさんにだけですよ?』
青『そうそう…あいつは全然優しくねーよ?』
前に征ちゃんが
“僕は優しくないよ?”って言ってたり
指輪貰ったりした時、
お義父さん・本城さん・みっちゃんが
驚いてた意味がわかった気がした
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「な、なによ!!
そんなに奥さんが好きなんですか!?」
赤『……お前の問いに答える必要もないが、今回だけは特別だ。
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好きじゃない、愛してる。
愛してるでも足りない、
妻以外の女なんて見たくもない。』
「……っ、…」
赤『わかったなら、さっさと消えてくれ。
あと明日からもう来なくてい(((』
貴『征ちゃんっ!!』
あたしは柱から飛び出し
征ちゃんに抱きついた
.
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赤『は?なんでいるんだ?』
貴『征ちゃん…辞めさせるのは可哀想だよ…』
赤『なぜだ?こんな奴…』
あたしは征ちゃんに
“お願い”と言って
征ちゃんをじぃ……っと見た
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赤『はぁ…。わかったよ。今回は特別だよ?』
貴『わーい!!征ちゃんありがとっ!!大好き!!』
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このやり取りを一部始終見ていた社員は
“クビにされそうになったら、
社長の奥さんにお願いしよう”
と、全員が同じ事を思った
.
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そして、
面白がってAの不安を煽った
黒子以外のキセキと
面白がって会社に忍び込ませた
三井優二の悲鳴が社内に響き渡った
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研磨が今日も尊い - 沖縄...小学校の修学旅行で行きました...学校に帰りたくない!!!! (2019年4月24日 19時) (レス) id: 9302f4ea83 (このIDを非表示/違反報告)
Chikako(プロフ) - 一気に全作読ませてもらいました!すっごい楽しかったです!赤司くんとの甘々が…幸せに浸りながら読めました (2017年1月26日 8時) (レス) id: 0d1f111caf (このIDを非表示/違反報告)
眞駒 - 「エルの作品事情」から飛べました (2016年10月7日 23時) (レス) id: 2317b61c17 (このIDを非表示/違反報告)
眞駒 - 8を入れても飛べなくなってます。リンク切れでしょうか? (2016年10月7日 23時) (レス) id: 2317b61c17 (このIDを非表示/違反報告)
えーり - おもしろい! (2015年10月1日 21時) (レス) id: 83d045e279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エル | 作成日時:2013年6月9日 21時