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おかえりと言える幸せ。 ページ3

ある日、任務から帰ると正門の前に見慣れた姿を見つけて声をかけた。


「何してんの〜」


「カカシさん、お疲れ様です」


うちはイタチ。
あのうちは一族の中でも天才と言われている、将来を期待された男だ。
格好を見る限りでは、どうやら休日のようだった。


イタチ「Aの帰りを待ってたんです」


その返事は意外なものだった。


「ふーん。仲良いんだネ。」


俺がそういうとイタチは照れもせず「はい」と答えた。


イタチ「1つ上なんですけど、妹みたいな感じなんで」


「そうなんだ?」


イタチ「帰ってきた時、おかえりって言って言ってあげたいんです。」



その時は、「そういえば結構な長期任務だったもんネ」くらいにしか思わずにいた。イタチの言葉の意味なんて、これっぽっちも分かってなくて。


「じゃ」


と手を挙げてその場をあとにした。



.

窓際に団子。→←それはまるで空気。



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作者名:ぺち | 作成日時:2019年9月25日 7時

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