あなたのそばにいたいだけ【NARUTO】 (ページ7)

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第6話ページ7

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サスケside

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サスケ「ッ！！」

今日も自主練で手裏剣の練習をしていた

しかし、1人でするには限界があるのか全然上達出来ずにいる

『ふーん、頑張ってるんだなぁ』

不意に背後から聞こえた声に振り向くと、この間帰ってきたA…サンの姿があった

会ってから数日が経ち、Aサンは兄さんやうちは一族のみんなから信頼されていることを日々の生活で感じられた

「何だ、からかいに来たのか？」

『違うよ、ただここで昼寝してただけ』

そう言って木の上を指さした。太い枝に枕が置いてあり、ここで寝ていたことは本当のようだ

「俺は兄さんに追いつくために毎日修行しないと行けないんだ」

『へー、じゃあ追いついたら終わり？』

邪魔しないでくれって言うつもりで言ったのにAサンはつっかかってきた

『サスケはさ、多分だけどフガクさんに認められたいんじゃないの？』

「俺は……」

俺の頭では父さんの言葉が巡る

(((兄さんのようになりなさい)))

『まあまだわかんないか！私もずっと兄さんに認められたくて頑張ってたっけ……』

この前会った時のように髪の毛をくしゃくしゃにされ、少し顔を上げるとAサンは少し悲しげな表情をしていた

「Aサンも兄さんがいるのか……？」

『うん……いたよ、戦争で命を落としてしまったけど今でも私の誇りのお兄ちゃん』

子供ながらに触れてはいけない話題だったと、後悔した

『そ・れ・よ・り！何その呼び方。呼びたくなかったら"さん"つけなくていいよ。昔みたいにAって呼んで？』

キラキラした笑顔が眩しい

「Aって兄さんより強いのか？」

『うっ……生意気になったね、サスケ。当たり前でしょ！私の方が強い！！』

そんなAに俺は急な提案をした

「じゃあA、俺に修行つけてよ」

『じゃあって……！仕方ないなぁ。

私の修行は厳しいぞ！』

そう言って急に走り出した

『まずは体力づくりでしょ！いくよっサスケ！』

「ちょ、俺は手裏剣術とか火遁とか……」

『そんなことは後回し！私も気を紛らわしたいし！』

「？？？」

『こっちの話！さあ何キロダッシュにしようかな……』

そう言って日が暮れるまでAの背中をずっと見ながら走っていた