元怪盗彼女は狙われる。≪鏡音レン≫

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学校から帰り裏口から駆け足で屋敷に入る。

「ただいま帰りました。」

メイド達の休憩室に制服姿で入り、挨拶をすると

私の声にメイドたちは顔をあげた。

「お！おかえりなさーい。可愛いわねぇ。」

「制服姿可愛いね〜いかにも青春！」

メイドたちは私の制服姿に感想をつけてくれた。

私はお礼を言って昨日休憩室に置いて行ってしまったメイド服を手に持つと

更衣室に入って急いで着替えた。

制服はメイド服をかけていたハンガーに掛けた。

更衣室のフックにハンガーをかけ、

出たと同時にメイド長であるルカさんが部屋に入ってきた。

「おつかれさまです。」

メイドの１人がルカさんに紅茶を出す。

「お、気がきくね―。ありがとう。

あ！！！そうじゃなくって!!!Aちゃーん！

「は、はい。何でしょうか。」

「今、レン様の友達が来てるから

レン様の部屋にお菓子持って行ってちょうだい。」

「わかりました。」

私は礼をすると休憩室から出て調理室に入り、

カイトさんからお菓子を手渡してもらった。

ついでにトレ―の上に紅茶も載せる。

私は落とさないように慎重にレンの部屋に行った。

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