Murder time!!!!!【UndertaleAU】 (ページ24)

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Annoying ページ24

UTSans side

オイラ達が“オメガタイムライン”に避難した直後、エピックトリエル、なんて名乗るトリエルそっくりなモンスターがこんなことを言ってきた。

Eトリエル「来て早々ごめんなさい、今ちょっとトラブルがあって……対処してくれてはいるけれど、しばらくの間ここに留まっておいてくれないかしら…？」

オイラは何がなんだかよくわからなかったが、とりあえず彼女の指示通りにすることを他のモンスターたちに伝えた。

「エピック……トリエル、と言ったか？
……人手が足りないんだろ。」

エピックトリエルは驚いたような目でオイラを見た。…図星なようだ。

Eトリエル「……そのとおりよ。
対処してるとは言っても、実を言うと私の知り合い…いいえ、“家族”が一人で対応しているの。………きっとあのままじゃ持たないわ。
…もしあなたが戦うことができるなら、“あの子”を助けてあげてくれないかしら。」

エピックトリエルは力強い目をしていた。
…オイラの知るトリエルと、同じ強さだった。

「………任せな、おばさん。
アンタの優しさは、どこに行っても変わんねぇんだな。」

思わず口が滑ってしまった。…が、当の本人はとても嬉しそうな顔をしていた。

「気をつけて」と言い残して彼女は去っていった。…きっと避難の遅れたモンスターを助けに行ったのだろう。

オイラは約束通り、轟音の音源へと向かってテレポートをした。

……そこでは、かなり激しめな“親子喧嘩”が行われてたわけで。

Xキャラ「…こんなに激しい親子喧嘩は初めてだっ！」

テレポートした瞬間真っ先に耳に飛び込んできたのは、恍惚そうにそう叫ぶ子供の声だった。見た目は…そうだな、フリスクと近いものを感じる。

それより驚いたのは喧嘩相手の方だ。…どこからどう見ても、アズゴアに瓜ふたつだった。……が、オイラの知るアズゴアとは確実に違う気配を感じた。

槍とナイフの金属がぶつかり合う音が延々と鳴り響く。それはどこか遠くに隠れてしまった記憶のほんの片隅が思い起こされるような…。

「………やれやれ。
別世界はもう懲り懲りだな………へへっ。」

思わずそう呟きたくなるほどに、激しさを増す親子喧嘩は鬱陶しいものであった。