Murder time!!!!!【UndertaleAU】 (ページ18)

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Betrayal ページ18

MSans side

あれから数日間、俺たちはAの意向で“セーブ画面”で寝泊まりをして過ごした。

その間ナイトメアからの連絡は一切なく、このまま何事もなく終わったらいいのにと考えてしまう。

だが、その願いも空しく散ってしまうことになる。

Hサンズ「マーダー！！おい、マーダーいるか！！」
「うるせえな…………。……！ホラー？どうした。」

普段とは異なるホラーの様子に少し驚いた。

Hサンズ「フリスクが目を覚まし＿＿」
ここで俺の思考は止まった。

「……本当か！それじゃあ今すぐAに伝＿」
Hサンズ「人の話は最後まで聞け！
…肝心のフリスクが、どこにもいねぇんだよ！」

「…………は？」

言葉の意味がうまく呑み込めずにいた。

Hサンズ「……Aはもう知ってる。いいからお前も早く来い！」

A「……来たか。」

俺がホラーに連れられてかつてフリスクがモニターを見ていた場所に来た途端、Aが待ちわびたようにそう言った。

「どこかに行ったって…………何が、あったんだよ。」
A「…私が昨日ここに来た時、確かにフリスクは眠っていた。…だが今日Horror!Sansが来たときにはもう既に姿を消していた。
つまり“自分で意識を取り戻して歩いた”もしくは…

“何者かが連れ去った”。」

俺はここで、ただ一人この場にいない奴のことを思い出した。

…まさか。
………まさか、な。

A「…私はもちろん前者を信じたい。だが、……そうしかねる一つの理由がある。
お前たちも既に気づいているだろう？」

…信じたくなかった。

これまで、少なからず一緒に過ごしてきた奴が。

俺は、殺人鬼になっても仲間を信じ切ってしまう癖が抜けていなかった。

「キラー………！！」

Aが膝から崩れ落ちた。

ホラーの歯ぎしりが響きわたった。

俺達は、いつまでも奴のことを甘く見ていた。