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放課後の部活。
私は いつものように皆の練習を見ていた。


入学式の時の 新入生入場の時も 黄瀬と目があった。
今度は 黄瀬がすぐに目を逸らした。

やっぱり つまらなそうな目をしていて。
どうしてそんな目をしてるのって 聞きたくなった。


「A?」
「えっ?」
ボーっとしていたら ユキに顔を覗きこまれてた。

「どうした?」
「ちょっと 考え事」
にへっと笑って返すと そうか。と頭をポンポンとされた。


最近 ユキのこと好きかもって思うことがある。
幼馴染だし そんな感情無かったんだけど。
ユキはとにかく女子が苦手で 私以外の女子とは話せない。

特別だって 思っちゃってるかもしれない。


そんなこと考えていたら 急に黄色い叫び声が聞こえた。

またか。

体育館の入り口を見たら予想通りの人物。
周りを女の子達に囲まれているが背が高いので目立つ。



また 目があった。


けど 朝とは違って少し期待に満ちた目。

バスケが好きなんだなって わかった。

誰か注意に行かないのかな。
部活の見学は明日からなのに。

「ユキー?」

ユキを見れば 真っ青な顔。
あ そっか女の子無理だったね。

しょうがなく 黄瀬の方へ向かう。

「ごめんだけど 部活の見学は明日からなの。
明日 来てくれる?」

そう告げた瞬間 黄瀬の目は朝と同じつまらなそうな目に変わった。

「だってー黄瀬君」
「今日はかえろー」
女の子達が 明らかに意識して出しているであろう声を出しながら黄瀬に話しかける。

「そう…ッスね」
そう言って 黄瀬は後ろを向いた。


「つまらなそうな目をしてるね」


そう呟いた私の一言はしっかりと黄瀬に届いていたようで

黄瀬は振り向いて私を見た。

その目は やっぱりつまらなそうで。

私は皆が練習しているところに戻った。

4→←2


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設定タグ:黒子のバスケ , 黒バス , 海常   
作品ジャンル:アニメ
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臨華(プロフ) - 桜星さん» それじゃあこれからよろしくです!  はい、わかりました!!オヤスミなさい! (2013年1月13日 23時) (レス) id: da9f644a4f (このIDを非表示/違反報告)
桜星(プロフ) - 臨華さん» おおおおっ!バッチこいです!あ けど今日はもうパソ触れないので… (2013年1月13日 23時) (レス) id: 08730d6641 (このIDを非表示/違反報告)
臨華(プロフ) - 桜星さん» ヤッバ…ヤバイです…それwww  あ、友希してもいいですか? (2013年1月13日 20時) (レス) id: da9f644a4f (このIDを非表示/違反報告)
桜星(プロフ) - 臨華さん» 黒子のバスケ都市伝説ww (2013年1月13日 19時) (レス) id: 47a490533e (このIDを非表示/違反報告)
臨華(プロフ) - 桜星さん» うっ、怖いです!!もの凄く怖いです!!  もう一種の都市伝説になってもおかしくないと思います!!! (2013年1月13日 15時) (レス) id: da9f644a4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜星 | 作成日時:2012年12月30日 19時

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