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No.17 ページ19

暫く四人で何気ないことを話した後、私達は解散した。



安吾がマンション迄車で送ってくれた。



帰る頃には安吾と時祢も結構仲良くなっていたようで、別れ際に頭を撫でていた。



帰宅して、私は玄関口に放置していた買い物袋の中から小さな紙袋を取り出した。



靴を脱いで綺麗に揃えている時祢の肩を軽く叩くと、彼女がくるりと振り返る。





「時祢、渡したいものがあるんだ」






首を傾げる彼女に、紙袋を差し出す。



買い物中、一度姐さんと時祢から離れた時に買ったものだ。





「開けてもいい?」



「勿論」





時祢は丁寧に袋を開けて、中のものを取り出した。



其れは、翡翠の石が嵌め込まれ、銀の台座には緋衣草を模った装飾があしらわれた首飾り。





「私の家族になってくれて有難う」





時祢は目を瞬かせた後に、私を見上げた。



表情はあまり変わっていない。



でも、其の瞳には確かに、光が宿っていた。





「此方こそ、私のお兄ちゃんになってくれて有難う」





私は彼女の首に首飾りを下げた。



まだ少し長くて、彼女の胸より少し下に揺れる翠色の石が、静かに笑ったような気がした。





******





翡翠の石言葉 幸運



緋衣草の花言葉 家族愛

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麗葉 - 大好きすぎて気づいたら四回も?読んでました(笑)体調に気をつけて頑張ってください! (2023年5月2日 21時) (レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 猫好きさん» 本当にそうよねえ奥さん←←もう先生は私を苦しめようとして来てるとしか思えないですよ…小学校卒業して「よっしゃマラソン大会無い!」からの長距離走があった絶望感…(´・ω・`) (2019年1月1日 23時) (レス) id: 424c23822c (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - ホントですよ…マラソン大会とかは真面目に荒そうかと思いましたよ…ホント、やぁねぇ奥さん← (2019年1月1日 20時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 猫好きさん» 大丈夫ですよ!立ち眩みは現在学生の私でも日常茶飯事ですから…………orz 体育の長距離とか本当にもう……………………殺しに来てますよ…(´・ω・`) (2019年1月1日 14時) (レス) id: 3546326a0b (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 1km全力疾走?アハハ…知らないの?僕ヒキニートだから歩くだけで立ち眩みするのw( °∇^)] (2019年1月1日 13時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年8月14日 11時

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