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さて、カノを守るといったからにはこれからすることはひとつ
家の前に立って、一息つく
あ「おばさん、了承してくれるかな・・・」
なんだかお腹がキリキリしてくる
緊張のあまりに、だんだん体が熱くなってドキドキと心臓の音が耳から外へ出ていく
あ「大丈夫・・・大丈夫・・・・」
カノ「にゃーー」
私の腕の中で励ますかのように鳴いているカノ
頭を少しだけ撫でて、玄関に入る
廊下を歩いて和室に座ってテレビを見ているおばさんの少し遠くに座る
「あら、おかえりなさい」
あ「ただいま、おばさん。・・・・あのっ!ひとつお願いがあるんです」
「改まっちゃってどうしたの?」
あ「あの・・・私・・・」
なんとか切り出そうとするも、遠慮してなかなか言えない
後ろに隠しているカノが私の手を舐める
「その後ろに隠している子と過ごしたいって言いたいんでしょ?」
あ「え・・・?」
「貴方は嘘が下手くそですからね、昨日から何かあるとは思ってましたけど」
苦笑いしながらも、おばさんの表情は少し曇る
やっぱり、ダメかな
「別にいいですよ」
あ「はえっ!?え、でもおばさん猫アレルギーって・・・」
「確かにアレルギーですけど、猫の毛です。それに、私猫大好きなんですよ?特に黒猫は」
あ「そうなんですか。じゃあ!!」
「ええ、でも私はお世話できませんからしっかり面倒見てあげなね」
あ「はい、ありがとうございます!!」
嬉しくなって隠していたカノを抱き寄せて階段を登る
これから、ずっと一緒だ///
あ「やった!おばさんがいいって言ってくれた!これから一緒にいられるね」
カノ「にゃー」
あ「カノも喜んでくれるかい?私は嬉しいよ、君と過ごせるなんて」
猫の言葉はわからない
でも、それでも自分の気持ちは伝えられる
この嬉しさを君に全部全部伝わればいいな・・・
・
・
・
・
・
「・・・あと何年生きれるかわからないもの。そのくらいの思い出は、作って欲しいわ」
和室でお茶を飲みながら、ある人はそうつぶやいた
そのお茶には茶柱がたっていて、これからの生活を祝福するかのようだった
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今井 明希(プロフ) - 下の方に同じくみれないです、、、消してしまったんでしょうか、、、 (2020年4月25日 3時) (レス) id: d714c1a6ae (このIDを非表示/違反報告)
Yokikami(プロフ) - あの新作みれない(´・_・`) (2014年11月10日 0時) (レス) id: f31ed4cb4c (このIDを非表示/違反報告)
トワ - 音もなく 涙がこぼれて消えたなんてもんじゃなかったです。ボロボロです。ショタもいいですけど、猫も大大大好きです!この前小6ごときが←これ私 黒猫を追いかけて道路に飛び出してってwヒヨリと同じ死に方するところでしたwww (2014年9月29日 15時) (レス) id: 20b41972fa (このIDを非表示/違反報告)
カノカノ - も、もう泣きました 喉が痛いですw泣くとき我慢すると痛くなる時のですwもうヤバイですー! (2014年9月28日 21時) (レス) id: 05f45ba671 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコ(プロフ) - ふわあああああ!完結おめでとうございます〜!る…涙腺が…ちょ、やばいんで、新作読ませて頂きます!← (2014年9月24日 19時) (レス) id: 96695bfd40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柴犬 | 作成日時:2014年9月20日 19時