次世代メカクシ団の日常！！

第２９話byサクラ ページ29

サ「あ、あれ？！皆？！」

ノ「……ヤバいぞ…」

ノアがボソッと呟いた。

…ヤバい…逃げなきゃ…

ル「２人とも！大丈夫！？」

ルノがこちらに駆け寄ってくる。

団員の皆を僕は横目で見た。


皆、それぞれ思い思いの顔をしている。


皆から顔を背けて、僕はある一点を見つめた。

その一点には…………





アイツ…が立っていた。


僕はアイツを睨むと、ノアとルノが僕の前に立ちはだかった。

ル「…なんで、ここにいるの…」

？「…お前達を、捕まえるめといいったら……？」

ノ「……させねぇよ」

？「…ところで、後ろにいる奴らは、能力持ち…だろ？」

僕はアイツの心理が一瞬読めなかった。

でも、

サ「っ！？ヤバいっ！！皆！逃げて！！」

僕が叫ぶと同時に、僕達の周りから沢山の黒い服の男たちが僕達を取り囲んだ。

皆が背中合わせになった。

能力使うしか…逃げる方法がない！

僕は、能力を使うために目に力を入れた…が、


アイツが、僕の手首を掴んで、壁に押し付けた。

…いわゆる、壁ドン状態だ。

サ「っ！」


アイツの茶色い髪が、僕にふわりとかかる。

サ「……ちっ…」

僕は舌打ちをして、アイツを睨んだ。

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