【カゲプロ】…もう耐えられないや。【桜蘭高校ホスト部・後悔】〜2〜

第34話 ページ4

私は早速シンタローさんの桜蘭への転入手続きをするべく、理事長へ電話をした。






貴「…大丈夫、だよね…。」




ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟ…






電話のキーを押す私の手は、とても震えていて、何度も押し間違えをしてしまった。









貴「ふぅ…。押せた。」





prrrr…prrrr







電話からは機械の無機質な音が聞こえる。









prrrr…prr((ﾋﾟｯ




理『はい、桜蘭高校です。』






大丈夫。大丈夫。落ち着くんだ…。









貴「お久しぶりです。須王理事長。1年A組の(人1)です。」






声、震えてないかな？





理『!?(人1)君!!…(人1)君かい!?』







貴「はい、そうです。あの…実は……」






理事長には無断欠席の謝罪とシンタローさんの転入の件について説明した。


…まあ、欠席の理由は言ってないけどね。








貴「…ということです。転入試験日が決まりましたら、私まで連絡をお願いします。」





理『ああ、わかった。君が言うほどなんだからかなり優秀な人材なんだろうな。』






貴「((ｸｽｯ…そうですね。…あ、あと…私が電話したことは、須王先輩やホスト部の人達には内密にお願いします。」








理『あ、ああ。では、また連絡しよう。君も早く登校するようにね。』




貴「…はい。では、失礼します。」((ﾋﾟｯ




貴「はあ…緊張した……。」






でも、理事長…普通な対応だったな。


先輩は何も話していなかったのだろうか……。




まあ、その方がいいんだけど…。









…








…






?『もう少しだ。もう少しでお前の側に行ける…。


待っていろよ。俺が必ず…









＿＿お前を救ってやるから＿＿＿＿』

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