第43話 ページ15
シンタローside
Aを探して、もしやと思って屋上へ来てみたはいいが、何があったというのか
俺の目の前にはコノハによく似た黒い男と知らない男、そして蹲って震えるAの姿。
シ「A！！」
貴「シン、タロ、さん」
ここまで怯える彼女を見るのはいつぶりだろう。
早くここから離れた方がいい。
シ「大丈夫か？立てるか？」
貴「う、うん…」
ｷﾞｭｯ…
Aがぐっとそれの服を掴んだ。
不謹慎だが、その行動が愛しくてたまらない。
あぁ、俺はきっとｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
シ「大丈夫、行こう。」
Aの手を引いて扉まで歩く。
シ「おい、誰だかしらねぇけど、もうこいつの前に現れるんじゃねぇ。いいな。」(ｷｯ
らしくないのはわかってる、だけど今は俺がこいつを守らないと。
立ち尽くしていたアイツらを置いて、少し離れた空き教室に入った。
移動中はお互い黙ったままだったが、ここなら多少は落ち着けるだろうという判断だ。
シ「怖かったよな、大丈夫か？」
そっと頭を撫でようとした
ﾊﾞｼｯ
シ「ｯ……」
貴「ぁ、ぁ、、ごめん…なさい」
それほどまで怯えてしまう事をされたのか…？
ｷﾞｭｯ…
貴「ぇ…？」
殴られようが蹴られようが構わない
ただ、落ち着く方法はこれしか思いつかなかった。
シ「大丈夫、大丈夫だ。怖かったよな。」
未だ彼女の肩は震えたままだ。ゆっくりでいい、彼女の心が休まるならなんでもいい。ただ抱きしめたい。それだけ。
引きこもりで過去を引きずって生きてきた俺がここまで変われたのはこいつのおかげかもしれない、いや、きっとそうだ。
だから、今度は俺が力になるんだ。
貴「シン、タロ…！！」
少しの間、俺達は抱きしめ合っていた。
続く (更新停止中)
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黒兎@天狐*漫画好き^▽^ - 面白い、めっちゃ面白いですね。更新頑張って下さい。オチについてですが私は、シンタローのオチも見てみたいです！個人の意見なので無視して良いです！ (2018年8月29日 8時) (
レス) id: b4078055ec (このIDを非表示/違反報告)
天使の羽 - この小説、面白いです！今は、色々あったりして、更新できないんでしょうが、がんばんってください！ (2017年2月26日 7時) (レス) id: 906f6caeee (このIDを非表示/違反報告)
年少松ガール♪(^-^ゞ - シンタローをホスト部にする、という案に賛成です。更新頑張ってください!!!(^-^ゞ (2016年8月30日 15時) (レス) id: 829a3c5b0d (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ - ハニー先輩の妹はポートマフィア幹部です！ (2016年7月29日 18時) (レス) id: 16f14f1879 (このIDを非表示/違反報告)
シフォン - うん。これはもうシンタローさんをホスト部にするしかない!!! (2015年9月8日 23時) (レス) id: 63a08458b2 (このIDを非表示/違反報告)
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