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つぼみが路地の隙間で107と書かれた扉を開ける。

107は、孤児院にいた頃の私達の部屋のナンバー。

カノ「はい、ここがアジト!」

「え、以外と広い……!っていうか格好いい!アジトっぽい感じする!」

シンタロー「ん?新団員か?」

キド「ああ。俺達が孤児院にいた頃の友達でな。A、とりあえず座っててくれ。」

そう言われ、真ん中辺りにある、ソファーのカノの隣に座る。

「修哉、久しぶりだね……もう会えないかと思ってたんだ。」

あれ……つぼみと修哉はいるのに、幸助は一緒じゃないのかな。

カノ「あ〜、僕に会えなくて寂しかった〜?」

「感動の再開中なんだからっ!……まあ、全く寂しくないってことも……ない…けど?」

カノ「ふ〜ん。寂しかったんだ〜?」

「もういい!寂しくなかったもんね〜!」

カノ「Aって相変わらずツンデレなの?」

「そんなことない!修哉は相変わらず嘘ついてるんでしょ?」

カノ「えっ、僕嘘ついてないよ!?」

「……なんだ。本気で私にバレてないって思ってたんだ。」

カノ「Aは能力でもないのに嘘つきじゃん?」

「私がいつ嘘ついたって?」

カノ「僕たちが引き取られる時、毎晩泣いてたくせにね。」

「な、何言ってっ………!!!」


カチャッ

セト「ただいまっす!」

キド、カノ、シンタロー「お帰り。」

セト「あれ、新団員さんっすか?何か見たことあるような……」

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作者名:夜桜
作成日時:2017年10月15日 23時

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