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誰か来た…と思ったが、シンタローがドアを閉めた音だった。うん、悲しいね。
「誰か助けてっ……！！」
Help me！腕を押さえつけられています！私を救ってください……！
ｼﾝﾀﾛｰ「助けねぇよ」
よし。こうなったら、つぼみを呼ぶしか……！
「つb＿＿んっ……」
つぼみを呼ぼうとしたら、シンタローに口を塞がれてしまった。状況からするに、シンタローの唇で。
え、待って！私こういうの嫌だよ？って言うか、何でシンタローにされなきゃいけないの!?会って一週間だよ!?あの日のカノを見て調子に乗ったの!?
……なんて横暴な人だ。二次オタ！コミュ症！ヒキニート！童貞！
「ぷはぁっ……！何!?どういうつもり!?」
ｼﾝﾀﾛｰ「突然部屋に入ってきたからお仕置きが必要かと。」
「……ひうっ」
背筋をなぞってくるのは誰でしょうか!?答え？シンタローだよシンタロー!!
その手はだんだん脇腹を上に移動して来て＿＿
ガチャッ
ﾓﾓ「ねぇお兄ちゃん私のおしるコーラ飲ん……って、えええ!?……待ってお兄ちゃん何してんの!?」
モモちゃん！！シンタローを処分しよう！
ｼﾝﾀﾛｰ「あー、モモ、いやぁこれはだな……」
ﾓﾓ「ほんっと気持ち悪いんだけど!!早くAちゃん離してよ！会って一週間で襲おうとするとかあり得ないんだけど!?」
シンタローが慌てて手を離した。モモちゃんパワーだ、これは。
安堵から思いきり床にしゃがみこむ。
「＿＿＿ッ！」
ﾓﾓ「Aちゃん、ごめんね？このバカ兄が……！」
「ホント最低……」
私はそれだけ言ってすぐに自室に戻った。
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作者名：夜桜
作成日時：2017年10月15日 23時
