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08  シンタロー ページ10

「いや・・・その、能力者だって知ったら目を見開いてもっと大きな反応するもんだとてっきり思ってたから・・・」


「能力者だった事に驚いたのも、衰弱してどんな能力かわからないのも、すでにキサラギとヒビヤで経験済みだ」



・・・流石団長。


お化け屋敷やヘビの抜け殻でビビってた時なんかは、
「なんでコイツが団長なんだ・・・?」

と正直疑問があったのだが、成る程、キドはしっかりしているし、セトはバイト、カノは完全に適していないな。


だがそれを普通に口に出しただけで、普通に照れられるか殴られるだけだから、そこはあえて口に出さない。


「そうか。何か俺に出来る事はあるか?」


「・・・そうだな。じゃあこいつの看病してやってくれ」


キドは布団で寝ている少女を見て言った。



「・・・わかった」


キドは洗面器とタオルを持ってきてくれた。


「・・・この人も、能力者・・・なんですよね。ご主人」


画面の中でエネが言う。


きっとこいつも、この子の事を心配しているのだろう。


「・・・そうだな」



エネとの会話もすぐに途切れ、俺はこの少女の方を見ていた。


・・・改めてよく見ると、この子かわいいな・・・///


整った輪郭、長いまつげ、艶のある唇。

背中まで伸ばした綺麗な黒髪。



漫画や小説であってもおかしくない位、かわいい。


・・・うちの妹とは大違いだな・・・。


・・・いや、病人を見てこんな事を考えるのはいけないな。うん。

・・・でも・・・


「っていうかシンタロー君よくこんな女の子運べたよねーwヒキニートのくせにw」


俺が頭の中で議論を繰り広げていると、カノがひょっこりと出てきて喋りかけてきた。


「うるせえな・・・俺もうアジトに通ってるからヒキニートじゃないんじゃないのか?」

「じゃあただのニートだw」

「うるせえよ・・・それにこの子、びっくりする程軽かったんだよ。絶対ろくに飯食ってねえ」


「うーん、そっか・・・」



俺達がそうやって喋っていると、




「・・・・・・ん・・・っ・・・・・・」




少女が、目を覚ました。

作者の気持ちを・・・→←07   シンタロー


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

今日のラッキーパーソン

カノ、キド、セト!ラッキー今日は孤児院ぐm((


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設定タグ:カゲプロ , メカクシ団 , シンタロー   
作品ジャンル:アニメ
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かたのつむり@2(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年4月15日 21時) (レス) id: e0182ca457 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白くていい話だと思います!更新頑張ってください (2016年4月8日 12時) (レス) id: ec3155cc56 (このIDを非表示/違反報告)
かたのつむり@2(プロフ) - 波奈さん» レスが遅くなり申し訳ありません、かたのつむりです!ありがとうございます!悲しくなるようにがんばってみました! (2015年12月20日 7時) (レス) id: e0182ca457 (このIDを非表示/違反報告)
波奈(プロフ) - 1話から悲しい…(´・ω・`) (2015年7月25日 19時) (レス) id: cbbfcd8a4d (このIDを非表示/違反報告)
かたのつむり(プロフ) - ほのほのさん» 笑ってくれてありがとうございます!結構な自己満足作品なんですけどねこれw (2014年6月1日 20時) (レス) id: 62ae42449c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かたのつむり | 作成日時:2014年1月12日 20時

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