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「でも、この部屋に置いておくわけにはいきませんよ!」


私はそんなダンボールも廊下に出すと、続いて雑誌の山も廊下に出す。

動物用のゲージと、フィギュアの入った紙袋も。

それから団長さんに4.5L分ほど入るゴミ袋を貰うと、片っ端から入れていった。

紙や資料のようなものは別にまとめて、そのまま入れてもいいようなものは全部入れて、

これまた廊下に放り出す。

そうして数時間、やっと残ったのは使えそうな家具一式。

ただし、全部埃を被っています。

(これは、今日中には終わりませんね)

私が部屋を見回すと、部屋の外から声が聞こえた。

「うおっ、なんだこのガラクタの山……!」


声を聞くだけで、何となくわかりました。

「おーA、晩飯だからちょっと出てこいよ」

ーシンタローさんですね。

「はい!」

大きく返事をして部屋を出ると、ガラクタの山がシンタローさんと共に歓迎した。


あらためて対面するとこの山は相当の寮だ。


「…散らかしてしまいすみませんでした…」


通行人の事を考えずに無我夢中にガラクタの山を置いてしまいました。

謝ると「いいや、いいって。キドだって許してくれるだろ。」

と笑ってくれた。

後ろめたい気持ちになりながも私はシンタローさんについて食事の席についた。

席はシンタローさんじゃなくて、カノさんの隣。

「この食事、ぜーんぶキドが作ったんだよ!」

「す、凄いですねっ!!」

驚いて食事の数々を見やる。

団長さんを見ると照れたようにこちらに背を向けている。



…照れてる、のでしょうか?



「もう、かーわいいなあキドった痛い痛い痛い」


「三途の川渡ってこい」


「見えてる見えてる三途の川見えてるから!!」

強そうなパンチをカノさんの腹に数度やると、

団長さんはもうすっきりした顔だ。

「A、すまんな食事前に物騒で。」



「は、はい!あ、いいえ!何とも無いです!」

「ほらキド、Aさん怖がってるっすよ?」

「すまん…」

「あっち、違う違うんです!!」

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  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

今日のラッキーパーソン

カノ、キド、セト!ラッキー今日は孤児院ぐm((


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設定タグ:カゲプロ , メカクシ団 , シンタロー   
作品ジャンル:アニメ
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かたのつむり@2(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年4月15日 21時) (レス) id: e0182ca457 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白くていい話だと思います!更新頑張ってください (2016年4月8日 12時) (レス) id: ec3155cc56 (このIDを非表示/違反報告)
かたのつむり@2(プロフ) - 波奈さん» レスが遅くなり申し訳ありません、かたのつむりです!ありがとうございます!悲しくなるようにがんばってみました! (2015年12月20日 7時) (レス) id: e0182ca457 (このIDを非表示/違反報告)
波奈(プロフ) - 1話から悲しい…(´・ω・`) (2015年7月25日 19時) (レス) id: cbbfcd8a4d (このIDを非表示/違反報告)
かたのつむり(プロフ) - ほのほのさん» 笑ってくれてありがとうございます!結構な自己満足作品なんですけどねこれw (2014年6月1日 20時) (レス) id: 62ae42449c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かたのつむり | 作成日時:2014年1月12日 20時

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