31 シンタロー ページ36
「いやー、とにかくこれで1件落着っすね!Aさん!」
茶番が終わらないことを察したのか、セトが手を叩いて言う。
「あ、はい…!おかげさまで、本当にありがとうございました。」
もう一度深々と頭を下げる。
「あの、荷物持ってきたのはいいんですけど、どうすればいいですか?」
「ああ、丁度一部屋空き部屋があってな。
物置と化しているから掃除しないといけないが、家具は揃ってるはずだからきっと大丈夫だろう。」
キドがAを案内し始めた。
取り残された俺達。するとカノが「いやあ〜」と笑った。
「Aちゃん超かわいいよね〜
僕惚れちゃうかも!」
「やっぱりカノもそう思う!?
Aちゃん、とってもかわいいよね!」
マリーが反応し笑う。
俺は不機嫌だった。
理由は自分でもわからない。
ーいや、わかっているのかもしれない。
Aの事を話しているのを聞くと、自分は焦る。
それから、あいつが笑うと俺も嬉しいし、心がざわめく。
あの艶のある髪を撫でたい。
彼女に触れたい。
俺の中でそんな感情が芽生えていた。
おいおい、まだ出会って数時間も経ってないのに。
…いや、一目惚れだったのかもしれない。
俺はそんなに軽い男だったか。
いいや、そんなはずはない。
きっとAがそれだけ魅力があるという事なのだろう。
(ああ、くそ、手に入れたい。)
純粋で汚い野望である。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
今日のラッキーパーソン
カノ、キド、セト!ラッキー今日は孤児院ぐm((
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かたのつむり@2(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年4月15日 21時) (レス) id: e0182ca457 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 面白くていい話だと思います!更新頑張ってください (2016年4月8日 12時) (レス) id: ec3155cc56 (このIDを非表示/違反報告)
かたのつむり@2(プロフ) - 波奈さん» レスが遅くなり申し訳ありません、かたのつむりです!ありがとうございます!悲しくなるようにがんばってみました! (2015年12月20日 7時) (レス) id: e0182ca457 (このIDを非表示/違反報告)
波奈(プロフ) - 1話から悲しい…(´・ω・`) (2015年7月25日 19時) (レス) id: cbbfcd8a4d (このIDを非表示/違反報告)
かたのつむり(プロフ) - ほのほのさん» 笑ってくれてありがとうございます!結構な自己満足作品なんですけどねこれw (2014年6月1日 20時) (レス) id: 62ae42449c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かたのつむり | 作成日時:2014年1月12日 20時