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気が付いたら、私は真っ暗な場所にいた。
上も下も無い、前も後ろもない、真っ暗な場所。
「ちょっと乱暴過ぎたな･･･」
私が倒れる寸前に聞こえた男の人の声が、今度は耳から聞こえた。
コツ、コツと音が聞こえる。
･･･何かが、こちらに近づいている？
「此処は胎内」
やがて、姿を現したその声の主。
「･･･ようこそ」
「･･････？」
全身真っ黒の服を着ている男の人が目の前に居る。
どうしてだろう、真っ暗な場所なのに、この人の姿ははっきり見える。
「あの、これ、ちょっとこんがらがって色々訳が･･･」
黒い人に向かって言う。
此処は何処？
貴方は誰？
「･･･此処は、胎内。
･･･まあ、“現実とは別の世界”だ。
現実ではお前は気を失っている事になってる。
･･･でも今はそんなに深く考えなくていい。
･･･俺は『冴える蛇』だ。
･･･そうだな、クロハとでも呼べ」
「･･･は、はい。クロハ、さん。私は･･･Aです。
山吹A･･･」
･･･って何私は意味もわからず自己紹介しているんだ。
･･･でも、現実とは別の世界って･･･
･･･それにこの人は人間じゃない･･･？
でもとりあえず納得するしかないのだろう。
夢だとしても、酷く現実味を帯びているから。
今は頭に残るこの疑問を、少しずつ紐解いていかなければ。
「･･･あ、あの、クロハさん。この際は何故私を気絶する事ができたのかや、私の頭に直接声を届ける事ができたのかは聞きません。
私が聞きたいのは、その言葉の意味です。
何をやってしまって、私を此処へ･･･？」
単刀直入に聞く。
するとクロハさんは「あー･･･」と頭を少し掻きながら私に言った。
「･･･お前、蛇･･･能力持ってるだろ」
この赤い目の事ですか。
「･･･はい」
気絶させられたり、意識だけを別の世界に連れてこられたりしているんだ。
今更能力を持っていると知られた所で、何も驚く理由にはならなかった。
「･･･その能力なんだが、簡単に言うと今のお前の目には、まだ能力は宿っていない。それは“空きの能力”だ」
「つまり器はあるけど中身が無い･･･」
〜〜〜〜〜〜
文字数増えないかな((
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
今日のラッキーパーソン
カノ、キド、セト！ラッキー今日は孤児院ぐｍ((
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かたのつむり@2(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年4月15日 21時) (
レス) id: e0182ca457 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 面白くていい話だと思います！更新頑張ってください (2016年4月8日 12時) (レス) id: ec3155cc56 (このIDを非表示/違反報告)
かたのつむり@2(プロフ) - 波奈さん» レスが遅くなり申し訳ありません、かたのつむりです！ありがとうございます！悲しくなるようにがんばってみました！ (2015年12月20日 7時) (レス) id: e0182ca457 (このIDを非表示/違反報告)
波奈(プロフ) - 1話から悲しい…(´・ω・｀) (2015年7月25日 19時) (レス) id: cbbfcd8a4d (このIDを非表示/違反報告)
かたのつむり(プロフ) - ほのほのさん» 笑ってくれてありがとうございます！結構な自己満足作品なんですけどねこれｗ (2014年6月1日 20時) (レス) id: 62ae42449c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かたのつむり | 作成日時：2014年1月12日 20時
