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幻*12 ページ16

今吉視点。

"今吉先輩が大好きですから……"
だったら、目の前から消えるなよ……

『僕は……自分の目が嫌いでした。
幻しか見せることが出来なくて……

でも、今吉先輩をこの目の力で救うことが出来た時、僕は……嬉しかった。
素直になれた。

そして、今吉先輩が好きになれた。』
今「A……」
『だから……今吉先輩がこれ以上……
研次郎に苦しめられないなら

僕が実験体になって、
今吉先輩から姿を消す。

これが、僕の覚悟です。』

Aは、自分が思っている以上に
自分の事を思っていてくれていた。

人として、恋愛対象として。

だったら、それに応えるのが男やろ?
愛してくれている人を救わなきゃだろ?

あれ……
いつからこんなにAの事を思っとるんや…?
いつからこんなにAが好きになった…?

自分でもよぉわからん。
でも、好きになったって事にかわりは無い。
大切な人の一人に変わりは無い。

とにかくAを助けたい。

俊一、よぉやっとわかったわ。
ワシは一人じゃないという事。

そして

今「研次郎……

A、離してくれへん?」

愛する人は、身近にいたということ。
助けたい人は、自分を守ってくれるということ。

今「A、今助けるわ」

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設定タグ:黒子のバスケ , カゲロウプロジェクト , 今吉翔一   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:柚木@逃避者Y | 作成日時:2013年5月18日 22時

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