[カゲプロ]猫目君は18歳の少女の初めてを奪うそうです。 (ページ7)

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カノside

体育館にはいるとすぐに

あの聞き飽きた声を聞いた。

“あの人かっこよくない？”

“隣の黒髪もさわやかでいい//”

とかその他もろもろ。

ほらね？結局見た目じゃん？

僕的にはそーゆーの一目惚れって言わないと思う。

ただのイケメン好き。

セトもこれには苦笑い。

僕たちは黄色い声をシカトし席に着いた。

なんだか日差しでぽかぽかしてるせいか、

ウトウトしてくる。

「ちょっと、僕寝るから始まったら起こして？」

セト「了解っす(ﾆｶ」

＊＊＊＊＊

セト「＿＿ノッ？＿＿＿カノ！」

セトに起こされ目を開ける

「ん？あぁ。ありがと」

まずは

長々した校長のお話。

次に生活指導の先生、PTAとか…

僕たちに関係ないことばかり話されて

しばらくしてようやく

司会者「次は部活動です！」

といって３分間ずつで説明など行われた。

セト「カノ部活はいるっすか？」

「うーん…入るならバスケかな？」

バスケ部は唯一マネが１人で、しかも、そのマネはあまり顔を出さないらしい。

女子が少ない方がやりやすそうだから。

セト「そうなんすか！俺はサッカーすかね？」

サッカー部はマネが２人。

毎日片方が必ずいる。

白いモコモコとアイドル推薦？で、先に来てた僕たちと同じ一年生。

「おおー！セトらしいかもねー」

そんな会話をしているうちに委員会の説明にはいった。

ウトウトしながら聞いていると

ふと耳に流れた声でパッとする。

綺麗で優しい声。

ちょっと背筋を伸ばして話してる人を見ると

『みなさんこんにちは(ﾆｺｯえーと、2-E。保健委員長の瀬川Aです！』

喋っていたのは変な笑顔の栗毛の人だった。

変な笑い方。

と思った

でも、それは一瞬にして前言撤回された。

もう１人の人がなぜか自分の名前を間違えると

その変な笑顔は消え、

ふわっとした優しい笑顔になる。

ﾄﾞｷｯ

不意に波打つ鼓動。

走った後みたいに鼓動が早い。

きっとこれがセトがよく言う…

“恋”

なんだろうな。