6:00 朝ごはん ページ4
「…？
今日の朝食に先輩がたはいらっしゃらないのですか？」
「はい。
泉さんは既にお仕事に向かいましたし、嵐さんは朝食はいらないそうで。
レオさんと凛月さんはまだ寝ていますよ」
「ああ、それで私一人、ということですか」
ちなみに、私は司さんが起きてくるより早くに済ませている。
彼の言う通り、今朝の食事は彼一人である。
温かい食事は、白い湯気と美味しい香りを上げている。
けれど、食卓に着いた司さんは少しだけ寂しそうな顔をしていた。
「一人で食事とは…味気ないものです」
「やっぱり、誰かと一緒の方がいいですよね。
誰か起こしてきましょうか？」
「Leaderか凛月先輩ですよね？
あー…いえ、大丈夫です」
少し考えてから、司さんは首を横に振った。
それより……と彼の言葉は続く。
「私は、Aさんと食事がしたいです」
「既に食べてしまったのですが…」
「いえ、一緒に食べろというわけではありませんよ。
ただ、そこに座っていてくれるだけでいいのです。
話し相手が欲しいだけですから」
司さんは私の座る席を手で示した。
それはちょうど、彼の正面である。
顔を突き合わせるような形だ。
食べるところをまじまじと見ることになるのは失礼だと思って席を立とうとしたけれど、司さんは別に気にしないらしい。
「では、いただきます♪」
礼儀のある綺麗な作法で箸をとってから、右手側のお椀を持ち上げる。
それから、すっと音を立てずに綺麗に飲んだ。
三分の一くらい飲み干してから、司さんは温かい吐息をはいた。
「はぁ…。
…AさんのBreakfastは今日も最高です。
毎日、私の為にお味噌汁を作って欲しいくらいです」
「？ 毎日飲んでますよね？」
「いえ、そういう意味ではなく……」
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香琳(プロフ) - ほんとまじでドキドキしました！！！こういうの書けるなんてほんと尊敬します！！これからも頑張ってください！！応援してます！！（≧∇≦） (2017年3月27日 9時) (
レス) id: b9abaea257 (このIDを非表示/違反報告)
♪♪ - 楽しく読ませてもらってます。クリスマス特別編も楽しみです！ (2016年12月21日 16時) (レス) id: 38b9dd00d8 (このIDを非表示/違反報告)
漓霧(プロフ) - とても好きなお話達でした！非公開にしてしまうのはざんねんですがイベント時期に新しい話が公開されるのを楽しみに待っていますね！これからも頑張ってください！ (2016年11月30日 19時) (レス) id: b1991ca394 (このIDを非表示/違反報告)
蒼咲滝(プロフ) - ご友人の誕生日、おめでとうございます。とっても面白かったです。消してしまうのは残念ですが、Knightsのほのぼの日常素敵でした！ (2016年11月30日 12時) (レス) id: 823ec88d13 (このIDを非表示/違反報告)
冷え性 - とっっても面白いです！！！Knightsのみんな可愛いし素敵でしたよ！！ご友人の誕生日おめでとうございます！ (2016年11月29日 19時) (レス) id: 150de29462 (このIDを非表示/違反報告)
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