私の歌を聞け歌え踊れ３ (ページ40)

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８時過ぎになると、生徒はワラワラと自分の席につき始める。

スバル「ホッケ〜！A！転校生とウッキ〜が、、、！！！」

息を切らしたスバルが教室に青ざめた顔で入ってきた。

北斗｢何があった。落ち着いて話せ。」

スバル「落ち着いてられないよ！早く来て!!」

スバルにグイグイと制服を引っ張られ、連れてこられたのはアイドル科の正門だった。

不良｢君らさ星川Aの友達だろ？俺ら会いたいんだよ。連れてきてくれないかな〜？｣

あんず｢絶対に連れてきません！｣

真｢転校生ちゃんの言う通りだよ！｣

あんずを庇(かば)うようにして不良に立ちはだかっている真の腹を一人の不良が蹴りあげた。

真は腹を抑えて地面に蹲(うずくま)る。

不良２｢君も同じ目に会いたくないでしょ？早く連れてきなよ。｣

倒れた真の上に被(かぶ)さるようにして、あんずは目に涙を溜めながらふるふると首を横に振った。

不良３｢チッめんどくせぇなぁ！｣

他のやつが、あんずの髪を上に引き上げた。

スバル「やめろよ!!」

スバルがあんずの髪を持ち上げた不良の腕をつかみ強く握る。

不良３｢なんだてめぇは、、、｣

A｢お前らが目当ての私はここにいる。ついて行けばいいんだろ。そいつらのことは許してくれ。｣

私はそのスバルの腕を掴んだ。

北斗｢A、、、？これは一体、、、」

A｢お前らには関係ない。知らなくてもいいことだ。それにこれは私の問題だ。｣

校門前に止まっていた黒いワゴン車に乗り、こいつらを差し向けた親玉の元へと連れていかれた。