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１６話 ページ17
藍「Aちゃん、今度の休みなんだけどさ、出かけない？」
A「いいよ！」
紅「隣町に夢ノ咲学院来るんだってさ。」
A「尚更行く！」
藍「そう言ってくれると思った！」
こーがくんも来るよね。団扇とかサイリウム持っていかないと！
A「今日も練習付き合ってもらってもいい？」
藍「いいよ！恋する乙女は可愛いなぁ〜」
告白するとき緊張しないために、練習を重ねている。
少女漫画を見て勉強し、実践する。
ダメなところがあれば、２人から指摘を受けて改善する。
A「こーがくん、好きですっ！付き合ってください！」
誰もいない放課後の教室。
私の声が響く。
紅「もうちょっと可愛く言った方がいいんじゃない？」
A「こーがくん、好きっ私と付き合って？」
藍「あういう性格の男の子はね〜強引の方がいいよ？」
A「こーがくん私と付き合え！じゃなきゃちゅーしちゃうぞ！」
紅「Aが言うとふざけてるようにしか聞こえないのはなんでなんだろうね。」
笑って言ってるけど結構傷つくよ。
A「手紙で送ってみようかな？」
藍「手紙はダメ！返事が来ない可能性があるから！」
恋愛のことに関してすごく詳しい双子は私以外の友達から相談を受けては恋のキューピットとなってきた。
だから私は大人しく従う。
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作者名：食パン | 作成日時：2019年3月26日 0時
