１０話 ページ11
「緊急事態ね〜どう思う、伏黒君」
「どうも思わねえ。特級に当たれる呪術師がいなかっただけだ」
伏黒君はタブレットで開示された情報を読む
現場に着くと伊地知さんから詳しい説明を受ける
「特級と会敵した時の選択肢は「逃げる」か「死ぬ」かです。自分の恐怖には素直に従ってください。君達の任務はあくまで生存者の確認と救出であることを忘れずに」
上層部は逃げてほしくなさそうだけど
私たち、虎杖君に死んでほしいはずだ
「呪霊に殺されるのもまあまあ、ありかも」
「ナシよ」
釘崎さんのツッコミが鋭すぎ
「死体も残らないかもしれないんだぞ⁉」
「いいよ〜。苦しくなかったらね」
「「「はああああああああ」」」
え、三人一斉にため息吐かれたのだが
「正は、息子は大丈夫なのでしょうか」
「何者かによって施設内に毒物が撒かれた可能性があります。現時点でこれ以上のことは申し上げられません」
上手いこと誤魔化すなぁ
「助けるぞ」
虎杖君の言葉に私は共感できなかった
院の中に入ると先ほど入った扉が閉じていた
景色もおかしい
領域、、！いや、まだ未完成だ
先に進むと呪霊に殺されたのであろう人の遺体が。三つ。
「これは、諦めるしかないね」
「はっ？諦めるって何だよ！」
「そのままの意味だよ虎杖くん。私たちの任務は確認だ。明らかに死亡している人を連れて帰る余裕はないと思った方がいい
私は連れて帰るのは反対だ」
「伏黒もなんか言ってくれよ！」
「俺は佐井に賛成だ」
「なんで!?」
「ただでさえ助ける気のない人間を死体になってまで救う気は俺にはない。こいつ、岡崎正は無免許運転で下校中の女児をはねてる。2度目の無免許運転でだ。オマエは大勢の人間を助け正しい死に導くことに拘ってるな。だが自分が助けた人間が将来人を殺したらどうする」
それなら私は大犯罪者だ
勿論無免許運転もしたし、人も殺した
「じゃあなんで俺は助けたんだよ」
「いい加減にしろ！時と場所をわきまえて、、、、」
ずずっと釘崎さんが吸い込まれる
玉犬は、、！破壊されてる
領域内で、気配が読み取りずらいのか、、、
「うわっ！」
私も現れた穴に吸い込まれる
くそ、もう抜けれないか、、
「二人とも！特級を倒せるのは、、、、。わかるね」
これが、最適解かはわからないけど、、、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 192人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：デカプリン | 作成日時：2021年11月12日 23時
