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だが半兵衛は豊臣の下で豊臣の為に散ったのだ、悔いはないことだろう。
ならばその散りざまを無駄にしないように動くまで。まだ豊臣は終わりではないのだ。
「姫様、眠られないのですか?」
「呉服屋殿……君こそ寝なければ。今は薬が効いているだけなんだよ」
「いえ 今更ながら姫様を差し置いて眠るなど
…秀吉様と半兵衛様については御冥福をお祈りいたします」
「ありがとう でもね、きっと後悔はしてないと思うんだ
私たちはそれを無駄にしたらいけない。頑張らないと」
「……外の者である私が申すのは憚られますが、頑張る必要はないかと思われます」
けほ、と小さく咳をして霸桜が続ける。
「力めば何事も上手くは動きません 刀を振るうより簡単な針でさえも思うようにはいかなくなるのです
ですから」
頑張らないでください
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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年7月1日 20時