オトメン13~過去~ ページ15
俺は元々怖いの嫌いだし…いたいのも嫌い…
だったら何で不良かって?
それは俺が小学五年のときのことが関係しているんだ……
あれは暑い夏の日だった…
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俺はその日数人の女子に呼び出されていた。
女子1「あんたなんで男なのに男子たちに人気なのよ!!」
貴「しっ……知らないよ…」
女子2「ほんと!うっとおしいのよ!」
ドンッ
ズシャァ
貴「い…いたぃぃ…」
女子3「いいきみね!」
貴「うぅ……」
女子4「あら?泣いちゃうの?」((ニヤニヤ
貴「な……泣かない…もん…」
女子2「あらそう?まぁ私たちを的に回したのをせいぜい後悔しなさい(笑)」
女子3「いこっ!」
パタパタパタパタ
その次の日からだった。
俺が女子にいじめられ始めたのは。
男子たちは気づかない。
俺と女子の戦い。
俺はひたすら耐えた。
五年生でも細くてひょろくても俺は強かった。
喧嘩になれば確実に勝てた。
だけどなるべく手をあげたくなかった。
いつか止めてくれると信じていた。
だけど、その期待は裏切られ俺は卒業までいじめられ続けた。
中学に上がる前りゅーくんに言われた。
柳『またいじめられるのが嫌なら不良の降りでもしてたら?そしたら誰もAをいじめないんじゃないか?』
俺は早速不良のふりをした。
怖いのも、痛いのも嫌いなのに、喧嘩なんてしたくないのに、他の不良たちは俺に喧嘩を売ってくる。
喧嘩をすれば全勝。
俺は不良の頂点に立った。
いじめられないのを代償に……
俺は……
色々な人の信用を失った……
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これが俺の過去……
不良になった理由…
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