愛 情 の カ タ チ

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な「ね、ほとけっち〜。」

ほ「なに〜ないちゃん？」


ないこはほとけへと近づき、そのまま隣へと座る。


な「これから遊びに行かない？」

ほ「え？ 会議終わってから？」

な「うん！ 最近遊んでなかったからさ、ほとけっちと。」


ないこはキラキラと期待を含んだ目でほとけを見つめる。

ほとけは、ぅぐｯ、と声を漏らして少し考える素振りをする。


ほ「ん〜、いいよ！」

な「よっしゃ〜！」


小さくガッツポーズをするないこにほとけは、

そんなに僕と遊びたかったの？ ないちゃんは〜w

と笑って冷やかしている。

ないこは慌てたように、ちち違う！w、と言って笑った。

その時Ifが、目だけこちらに向けながらこう言った。


い「あほとけ〜。」


その小声を聞き逃さなかったほとけが、キッとIfを睨みつける。


ほ「いふくんのほうがあほ！ ばかぁ！」

い「はぁ！？ ばぁか、あほとけ！」

な「はいはい、二人とも喧嘩しない！」


その喧嘩を、いれいす動物園の園長ことないこが宥める。


な「罰として、いふまろも今日遊ぶから！」

い「はぁ！？ なんで俺がｯ……！」

ほ「はいいふくん乙〜w」

り「でもほとけっちも遊ぶんだから結局一緒じゃん。」


りうらの一言が、ほとけに深く突き刺さった。


ほ「は？ 最悪なんだけど！」

り「りうらも誰かと遊びたい〜。」


ほとけの発言を無視して、りうらが呑気な声を出す。


ゆ「じゃありうら、俺と遊ぼうや〜。」

し「え、僕それやったらボッチなるから僕も遊びたいんやけど！」

な「どんな理由。」

ほ「あ、じゃあ僕たちt」

り「りうらたちと遊ぼっ！ ね、いいでしょ？」


ほとけの言葉を遮り、りうらは初兎に笑い掛けた。

その笑みは、まるで否定を許さないように見えた。

そう感じたのは、多分ないこだけだろう。


し「え？ ん〜、ええよ。 遊ぶぞぉぉぉぉ！」

ほ「しょーちゃんうるさい。」

し「ハイ。」


みんなで笑い合っていると、ふとりうらとないこの目線が合う。

りうらがにこりと不敵に笑った。

ないこは戸惑いつつも、笑い返す。




そのやりとりを、ただ一人がじっと見つめていた。




それから会議は何事もなく終わった。

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