無痛症系美少女の恋心*心が痛いと感じたの* (ページ40)

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タイトル変更ページ40

「狩屋も遅刻？」

この状態のまま話を続けようとするAに狩屋は苛々しているようだった。別に話してるだけだからどうでもいいと思ったの

「きゃぁ、とか声出してよ」

「無理な相談ってものね」

「つまんね・・・」

つまんね、と言ったのを合図に狩屋の顔は首元へ移動しリップ音を立てた。キス、というものなのなのかなぁ？

「なぁに？」

「俺を拒め」

意味が分からない言葉を吐く狩屋。拒み方が分からないよ、嫌がり方も分からないよ。だって何も感じていないんだから・・・。

「Aが好きなのは霧野だけ。狩屋は好きじゃない」

「・・・俺もお前は好きじゃねーよ」

ちょうど狩屋がAの手の平を引っ掻いたとき、世界はまた変わった。
視界が明るくなったのだ

「・・・ふざけんなよ」

大好きな人の声だった。