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カバン ページ41
「霧野。どーしたの？」
狩屋の頬を思い切り殴り飛ばした霧野の眉間には皺が寄っていた。あ、怒ってる。
「カバン、間違えてお前のも持ってきちゃったから返しに来た」
「うぇ、あぁ・・・。A手ぶらだったね」
突き出されたカバンを抱くように受け取ろうとすると後ろから狩屋がAを抱きしめる。
「狩屋っ！！」
「先輩に殴られた所痛いんですけどぉー」
「知るか。ヒトの彼女襲うなよ・・・」
別に襲われてないよ。倒されただけ。
「A平気だったよ？」
「・・・・黙れよ」
「何でぇ？」
いつもは優しくAを見つめてるはずの綺麗な目が僕を睨みつけ、一呼吸置いたあと霧野は言った。
「お前実際誰でもいいんだろ」
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：ろみあ | 作成日時：2012年3月11日 11時
