報告書NO.2 ページ3
鬼殺隊又の名を鬼狩り。人喰い鬼を狩る政府非公認の組織
目の前の少年も鬼殺隊なのだろうとすぐにわかった。背負っている箱に人ではない何かを収納しているのも。
あまり、深く関わるのも後々面倒な事になると経験からわかっていたから笑顔で対応する
「何でしょうか」
「貴女、人間じゃないですよね」
あら
稀に見る程の勘のいい人に目をつけられてしまった
どうしましょうか
「私は人間です」
もう、死んでいますが
そう言っても少年は納得してくれない
「俺、鼻がいいんです。貴女からは人でも鬼でもない匂いがする」
濃い血の匂いがする
少年の目は完全に私を人間でも鬼でもないものと断定していた。
「濃い血の匂い」
地獄では、彼方此方で亡者が血を流している。閻魔殿でも逃げ出す亡者に対して鬼灯様が暴行を加えているから血なんて日常茶飯事になっている。
とはいえ、現世で血が日常茶飯事といえば軍人ぐらいだろう
どう切り抜けるべきか考えた後
(A)は最終手段だと淡々と答えた
「月もののせいです」
目の前の少年は目をまん丸にしてこちらを凝視した。それはそうだろう。どこに見知らぬ女の月もの事情を急に聞かされて平然としていられる少年がいる。しかし、顔を真っ赤にさせながら首を振り叫び出した
「え、あ、いやいやいや!ち、違います!月ものの匂いではなく!!」
あ、声大きい
そして、人が集まっているところで月ものの匂いとか叫ばないでほしい。ほら、チラチラこっち見てる人いるし
「あの、声大きいです」
私は少年の手を引いて人混みから抜け出す事にした
報告書になんて書こう。私の頭の中はその事でいっぱいだった
132人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アッハ♡ - ンフフwラストの炭治郎くんがかわいい〜更新が楽しみですね〜 (2022年8月9日 12時) (レス) @page4 id: 25f0414806 (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - 更新楽しみにしてます!! (2019年12月10日 17時) (レス) id: 7e5a632e4e (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 更新楽しみにしてますね! (2019年8月24日 17時) (レス) id: 175834cb52 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - この2つのコラボ作品いつか見たいと思っていたので凄い嬉しいです!!これからも応援しています! (2019年8月24日 17時) (レス) id: 175834cb52 (このIDを非表示/違反報告)
あゆたん - 面白いですね!鬼灯も鬼滅も好きなので嬉しかったです!!頑張ってください!! (2019年8月19日 23時) (レス) id: 8c18e55f2e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:梨 | 作成日時:2019年8月1日 17時