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No.６ ページ7
キドside
…A……？
いや、しかし…Aは去年、携帯も繋がらなくなって……
カノが女性の腕を掴んで気まずそうに黙りこくった。
カノが触ったことにより俺の能力も無効になってしまった
キド「…す、すまない…知人に似ていてな…」
女性はまだこっちを見ない
ヒビ「…おじさん」
ヒビヤがカノの服を軽く引っ張った
カノ「！あ、…すみません」
そう言って女性の腕を離した。
そうだ、この人はAじゃない。
Aは…俺達が殺したんだろ…？
そう自分に言い聞かせた………けど
「いえ…大丈夫ですよ」
全員「…！」
この……声
「去年死んだと思ってた人間に似た奴がいたら仕方ないですよ…
…ね？
女性は綺麗な髪を揺らしながらこちらをくるり
と向いた
みんな(ニコ」
カノ「A……!!!」
皆目を見開いて女性を、いや、Aを見た。
でもそのAは…
俺達の知っているAであって、Aでは無かった。
何も映っていないような瞳。
光がない、
そんな目だった
キドside終了
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