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はい、が三十一回。 ページ33

「ふあ…。」

学校に着いてから、大きなあくびをする。

6時ぴったり。

やはり、習慣って怖い。

あれから五日間。

今日の放課後、みんながかえってくる。

嬉しいけど、やっぱり怖い。

なんか、自分の気持ちがわからなくなって来たぞ。

だから朝からそわそわしてて、1日があっという間だった。

放課後、体育館の部室やら、何やら掃除していたら。


ガヤガヤと、何やら騒がしい音が。

「帰ってきたかな…?」

私はマップを持ったまま、顔を外に出した。

大きな男子たちが、見えてくる。

みんな楽しそうで。

そこには入れないことに、胸が痛むけど気がつかないふりをして、近づいてった。


「お疲れ様です。」


そういうと、徹先輩が気づいた。

「お、ただいまー!」

屈託のない笑顔に、顔が綻ぶ。

「おー、なんか久しぶりにA見たわ。」

「それな。なんか小さくなってないか?」

口々に声をかけてくれた。

嬉しい。

「先輩、ただいまです。」

国見君が、ぺこりと頭を下げる。

「うん、お疲れさまです。」


「先輩!」

愛梨ちゃんが、満面の笑みを浮かべて駆け寄ってくる。

「愛梨ちゃん、おかえり。」

「ただいまです!!先輩、私すっごく楽しかったです!」

早速たくさん喋りだす愛梨ちゃん。

「もー、愛梨興奮しすぎ。落ち着いて。」

三年生たちが愛梨ちゃんの頭を撫でる。

「な!?平気です!もー、ほんと楽しくて、」

「あ、あれだろ?愛梨が三回の階段でー。」

「そーそー、やばかったな。」

「やめて下さいー!」

楽しそうに、嬉しそうに話しだすみんな。

私は、会話に入っていけないから。

そっと抜けて、帰りの準備をした。


まあ、楽しそうでよかった。


「やっぱり、愛梨ちゃんはすごいな…。」


きっと、合宿でも愛されてたかな。


うん、流石だ。

はあ、とついたため息は、何に対してなのか、

私でもわからなかった。

はい、が三十二回。→←はい、が三十回。国見side



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作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 3ページの頭のところ一ヶ所」が足りてない気がします。同じページの「の後の(は不要かなと、、上手く伝えられずすみません (2021年6月17日 1時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 12ページ 名前変換出来てないところあります (2021年6月17日 1時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
Ckk(プロフ) - なお、このコメントは1週間で毛させていただきます。 (2019年3月20日 21時) (レス) id: 28b826dbff (このIDを非表示/違反報告)
Ckk(プロフ) - すみません、今アカウントを移行して執筆している。本作者のにゃめりです。えっと、ユキナさん?という方ではありません。その方もご存知ありません。お話が似て不快な思いをさせてしまったら申し訳ございませんでした。はい、頑張ります! (2019年3月20日 21時) (レス) id: 28b826dbff (このIDを非表示/違反報告)
pooh8323(プロフ) - すみません、失礼を承知で伺いますが、ユキナさんという作者さんと同一人物でしょうか、お話が似ているのでどうかなと思いまして、本当に違ったらすみません、少々気になってしまったので、これからも頑張ってください (2019年3月16日 14時) (レス) id: e361f18d86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゃめり。 | 作成日時:2017年8月6日 3時

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